鉄壁の◯◯子(仮)、降臨す!#2
こんにちは👋N.です。
不穏な空気はそのままに、いよいよ留学の日が近付いて来た。
私は、勉強やレッスンをやりきった!という思いで出発の日を待ち望んでいた。
集合場所は成田空港。
到着すると、すでに成田には留学者や引率の教授が集まって来ていた。
みんな笑顔で集合する中、やはり異彩を放つ◯◯子。母親も見送りに来ていたのだが、その姿があまりにそっくりでどこから見ても親子だった。
スーツケースは母親が持っていて、◯◯子は「ありがとう」でもなかった。
無事に全員が集合してから、引率の教授がいきなり「リーダーはあなたで!」
と私を指差した。
「ええーーーっっ❓️❗」
私がリーダーに指名されると、◯◯子のお母さんがすぐに近づいて来て…
「◯◯子をお願いします」と、何度も頭を下げていた。
いよいよ搭乗手続きをすることになったのだが、◯◯子は動かない。母親が
「やめる?行かない?」
いきなり相談を始めた。
“うそでしょ?!”
と思いながらも、みんなで何とか説得。
◯◯子の行動に多少の不安は残ったが、飛行機は予定通りウィーンに向かって飛び立った。