大変でしょ?
こんにちは👋N.です。
自分が教員だったというと、だいたい決まって
「先生なの?!」
「大変でしょ?」
こう言われた。
何ならちょっと可哀想な目を向けられながら
確かに思春期に差し掛かっている生徒たちと向き合うのは、そう簡単なことじゃない。
私が衝撃を受けたのは、新しく赴任する学校へ引き継ぎに行ったときに見た光景。
車を止めようと、駐車場をさがしていると
8人くらいの男子生徒がそこに…
口にはタバコを加えて、たむろしていた。
ヤンチャな学校だよとは聞いていた。でもその光景があまりにもショッキングすぎて、思わず駐車場には入らずに通り抜けてしまった。
怖かったのだ
初めて生徒を見て怖いと思ったし、そう思ってしまった自分が悔しかった。
学校に入る前から負けてる気がした。
学校の周りを2周して、覚悟を決めた。
駐車場に車を止めて歩いて行くと、ニヤニヤしながら見てくるから
平気な顔して
「こんにちは😊」
言ってみた。“怖かったぁ”
引き継ぎは
「携帯を常に持っておく
こと」
(緊急時対応のため)
そしてもうひとつ…
「授業がうまくいかないの
は、あなたのせいじゃな
いのでね。」
この2つだけだった。
授業が成り立たなかったのだろう。
悔しい思いをいっぱいしたのだろう。
ほんの短い時間で全てを察した。
それでも私たちは教員。
授業を成立させることがおおきな仕事。
でも、どうしても一人じゃいられない時もある。
そんな時は、職員室で愚痴と涙をこぼす。
だけど“大変”じゃない。
そこには確かな喜びも感動もあるから
そしてまた生徒たちが待つ教室へ向かう
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