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心が溢れた日 支えられた心#3

 こんにちは👋N.です。

 目を覚ますと、姉が来てくれていた。
 とりあえず今の状況は先生からお話があったらしい。
 特にこのあと何かあるわけではなかったから、姉にはすぐに帰ってもらった。
 訳がわからないうちに入院になったから、姉の顔を見てとても安心したことを覚えている。

 入院した日から、あの激痛はうそのように消えて、
見る人から見れば、何で入院しているの?ってくらい元気。
ただ最初は“絶飲食”が辛すぎて、入院する前に食べてくればよかったなぁ…なんて呑気なことを考えていた。
 次の日の朝、先生が巡回で来たときに聞いてみた。「こんなに元気だから、“痛かったこともうそなんじゃない?”って思いませんか?」

 すると先生が笑って、

「検査画像は嘘をつきませんよ。」と言ってくれた。

 “そっかぁ…”と、この一言に救われた感じがした。

 それからも検査は続いたが、ハッキリした原因はわからないまま日にちだけが経っていた。

 仕事のこともさすがに気になって来たし、早く退院したくて「いつ退院出来ますか?」って毎日のように聞いていた。
 
 予定は2週間だったけど、血液検査の値も良くなったことから10日で退院することが出来た。
 退院後は“月2回”の通院があった。

 嬉しくて、自分ではすっかり治った気持ちになっていた。


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