ダンス体操解説3(ステップタッチ・シャッフル編)
このnoteは、ストリートダンスの類はキッズがやるもんだと思っているおじさんを想定して書いています。
夏の盆踊りなら何となく輪に入って見よう見まねで踊ることはあるのに、どうしてダンスとなると急にハードルが上がるのでしょうか?それは、日本でパーティーや宴会、路上で日常的に踊るカルチャーが無いからです。そのため、大のオトナはヘタこくのが単純に恥ずかしいのです。
そんなおじさんでも、ダンス体操を通じて新しい音楽の楽しみ方と健康を同時にモノにすることができます。
一応連続ものとして書いていますが、ここだけひやかしでご覧になっても結構です。さいごまで読むとこんなダンス体操ができるようになることをゴールにしています。
今回は、ステップタッチ1分6秒~、シャッフル1分15秒~、(フィルイン)1分24秒~の3つを紹介します。
本当はそれぞれの動きの名前で説明するのではなく、みんなで一緒に楽しんで踊りながら見よう見まねで覚えていくのが望ましいです。私の師匠もレッスンではあまりステップ名は出さないです。ですが、それがおじさんには恥ずかしいということを想定している以上ちょっと堅苦しい説明となることをご容赦ください。
さて、ステップタッチについてはファレルウィリアムスの「Happy」を自分で踊ってみよう!というnoteで一度ご紹介しました。あれは完全にダンスの振り付けでしたが、今回はダンス体操なのでアプローチを変えてみたいと思います。
エアロビクスでもステップタッチがあります。片方の足を外に移動して、もう片方の足を寄せる、そんな動きになります。まずはこちらの動画をご覧ください。息を止めてはいけない有酸素運動です。
なんか曲と動きが合っていない動画ですが気にせず雰囲気を掴んでください。この動きに前回のnoteで紹介したダウンのリズムを組み合わせたのがダンス体操におけるステップタッチ(動画1分6秒から)です。
つづいてシャッフルですが、説明上この名前を使っていますが、「シャッフル」はさまざまな動きで使われているので特定の動きを指すのが難しいです。実際、単純すぎて誰も動画を上げていませんでした。ダンス体操では右足と左足を前後に交互に入れ替える動きとして使っています。エアロビクスでも同じ動きを使います。(動画 シャッフル1分15秒~)
この動きのコツは、元気に腕を振ること(「可動域を大きく取る」といいます)でカラダを十分に温めることです。小さな動きで何となく済ませてしまうと本来の体操の意味が半減してしまうからです。
もちろん、ピンとくるまでは音楽に合わせて小さく動くマーキングが有効です。慣れてきたら大きく元気に!動いてみましょう。
さいごにフィルインですが、このコトバは本来はドラムで4小節目に自由に太鼓を叩くときに使いますが、ダンス用語でそれに相当する言葉を知らないので転用しました。レコードのスクラッチ音「ズタタタタッタタ」に合わせてダンサーたちが間を繋ぐために各自が自由なスタイルでウェーブという動きをしています。ここについてはいずれ機会があるときに説明します。このとおりにする必要は無いのでリズムに合わせて頷いていればいいです。
ダウンのリズム、ステップタッチ、シャッフル、この3つだけでも曲に合わせて踊ることができます。是非音楽の楽しみ方を経験してみてください。ご自宅の2階の書斎で練習すると階下のご家族からクレームが出るのでお気をつけて。
次回は引き続き体操寄りの動きについて説明していきたいと思います。
では!