【2024年の訪廊を振り返る】六月
【2024年の訪廊を振り返る】六月
6月22日2024年
◆展示名:「NEO JAPANESE PAINTINGS展」 日本画新世界 Vol.2
完全に「日本画」に特化したグループ展。
それも、「院展」や「郷さくら美術館」などで拝見できる凄いメンバーが集結!
「Vol.1」を見逃していたので、勇んで伺いました。
会場は「代官山ヒルサイドフォーラム」
「代官山」といいつつ、住所は「渋谷区猿楽町」です。
たぶん、「代官山」を名乗る建物のほとんどがそうでしょう。
ディズニーランドの罪深さから考えれば、「可愛い」ものです。
六月。
恵比寿駅から、グーグルマップを見つつ、
「代官山ヒルサイドフォーラム」と「ヒルサイドテラス」は同じなのか? とブツブツ言いながら、ひたすら緩い上り坂を汗だくで上っていきました。
◆ギャラリーからの展示の説明
次代を担う11人の日本画家たちが創造する新しい日本画の世界。
本展では、特に「Traditional」と「Creative」2つのジャンルに分け、伝統と創造性溢れる日本画の作品約70点をご堪能いただきます。
世界に類を見ない画材・技法としての伝統を継承しながら、この時代の日本画家たちは、現代の風を敏感に感じ、想像力溢れ、色彩豊かな画面を創造しています。
それらは、まさにNeo Japanese 新しい世界を切り開いていると云っても過言ではありません。
昨年11月に開催いたしました第一回のNeo Japanese Paintings展に、多くの皆様からの評価をいただき、
また、継続して開催してほしいとのご要望もいただき、第二回の展覧会を開催いたします。
本展では、伝統的なモチーフにこだわりながらも、新しい表現に挑戦する画家たちをTraditional Modern、
日本画の技法、画材にこだわりながらも全く新しい想像世界に挑戦する画家たちをCreative Modernとして、
異なる感性で描かれた新しい日本画を堪能していただきます。
世界に出て祖国を語るとき、また外国の皆様が日本滞在中の印象を思い出として語るとき、
伝統的な日本画に触れ、そのことを思い出として語れる大切さを感じていただき、
さらに、よりクリエイティブな日常を送るときに、アートが果たすことのできる効用を皆様が皆様なりにお考えいただくきっかけになれば幸いです。
◆作家さん
#三浦愛子
#染谷香理
#坂本藍子
#水野淳子
#松村侑紀
#鷹濱春奈
#谷津有紀
#繭山桃子
#吉田侑加
特別出品 #西田俊英
※敬称略
◆ギャラリーへ
「ギャラリー」というより「フォーラム」という感じの外観。
「代官山ヒルサイドフォーラム」という名称が頷けます。
すぐ傍で日本画の画材が展示されている受付で記帳していると、責任者風の男性が近づいてきて、この展示の主旨と日本画への愛を「熱く」語ってくれました。
「熱」が伝染したまま、いよいよギャラリーへ。
いきなり、「院展」でしか拝見したことのない西田俊英さんの作品が。
さらに高揚して、中へ中へ。
◆素晴らしい作品たち
◆スタッフさんたち
鑑賞していると、スタッフさんたちがずーっと付いてきてくれて、親切にアレコレ解説してくれました。
訪れたのは土曜日でしたが、中途半端な時間帯だったので、他のお客さまは、ほとんどいませんでした。
◆鑑賞を終えて
一時間ぐらいギャラリー内を漂い、現代の、今の、「日本画」を堪能しました。
すべての作家さんが、「此処に居るべき作家」だったと思います。
出口に向かう私を、先ほどの責任者風の男性が呼び止め、「どうでした?」
レベルの高い作品を堪能しまくった興奮から、私も男性に負けない「熱」を込めて語らせていただきました。
「世界は、まだ、日本画の素晴らしさに気付いていない」
「日本画の素晴らしさの発信を、個々の作家に任せず、もっとこのようなイベントを通じて世界に発信すべき」
「制作途中の動画はコンテンツとして、大きなインパクトを持つはず」
「ライブペイントが出来たら、それこそスぺく足るなイベントになりますよ!」
男性は感じ入って聞いてくれていましたが、さっと名刺を出して、「また来てくださいね!」
今年も開催されるのかな?
《完》
#art #exhibition #アート #日本画 #japanesepainting #mineralpigments