脱糞と白ご飯

作詞集団「脱糞と白ご飯」の公式アカウントです。名前は、敬愛する詩人・オーデンの詩の一節から着想を得たものです。よろしくお願いします。

脱糞と白ご飯

作詞集団「脱糞と白ご飯」の公式アカウントです。名前は、敬愛する詩人・オーデンの詩の一節から着想を得たものです。よろしくお願いします。

最近の記事

長編小説「ウンコ」④

アドールは眠っている様だった。 30センチはあるだろう巨大な一本グソ。このようなものが今目前に在る。この事実は私にとって美しい奇跡でしかない。便器を泉に見立てたデュシャンもきっと巨大な一本グソをしたにちがいない。きっと私のように、ウンコに取りつかれ侵犯の衝動にかられたのだ。ああ、私は今まさに禁を犯そうとしている。アーサー王が泉から聖剣エクスカリバーを引き抜いたように、アドールを素手で泉から引き抜いてみたいという衝動が襲ってきた。激臭の聖剣。美しい奇跡。アドール。ああ、私は引っ

    • 長編小説「ウンコ」③

      ブサイク男性のチンカス臭にまみれたビル群を抜け、ようやく私が住むワンルームアパートにたどり着いたのは、13時半を過ぎたころだった。私はこのボロボロのアパート、向日葵荘をすごく気に入っている。見るからにボロボロのアパートのくせに、周囲の植え込みにはなぜかそれを隠すための植栽ではなく向日葵が植えてある。何もかもが予想外で、成形的な都市のリズムを狂わせる意図が満々なのだ。私は不動産屋に案内してもらった時、一目見てここに住もうと決めた。奇跡的な出会いというのはだいたい突然おとずれるも

      • 長編小説「ウンコ」②

        私はとんでもなく美しい美女だ。いわゆる絶世の美女。 そんな私が時にとてつもなく巨大な一本グソをする。 恐ろしいほど臭くて、そして美しい巨大なクソ。 そのクソが私のような絶世の美女から出てくる。 これをどう理解すればよいのか。 ♦ 時間はもう13時を過ぎていた。 会社には急用が出来たと言って、私は早退した。もちろん私の巨大な一本グソ、アドールに早く会いたいから。12時ちょうどに席を立ったのにもうこんな時間だ。都市の生暖かい空気が私の脚を絡めとる。都市の空気はいやらしいブサイ

        • 長編小説「ウンコ」

          巨大な一本グソ。私はそれを美しいと思った。 私はその巨大なクソをまじまじと見た。 その巨大なクソもまた私を見ていた。 ♦ 私は仕事をしている最中も、今朝した巨大な一本グソが気になって仕方なかった。私はウンコと繋がっている。そんな気がして仕方なかったのだ。 ハローハロー、こちら清香。こちら清香です。 一本グソさん、聞こえますか? こちら清香ですよ、貴方の、、、主(あるじ)です。いや、あなた。わたしはあなたです。わたしはあなたです。 私は流さずに家の便器に残してきた一本グソ

          俳句⑬

          我は見たウンコもまた我を見た   説明: 巨大な一本グソ。私はそれを美しいと思った。 私はその巨大なクソをまじまじと見た。 その巨大なクソもまた私を見ていた。

          俳句⑫

          うんこする嗚呼うんこするうんこする

          俳句⑪

          放尿と放屁と脱糞アマテラス 説明: ありがとう。今日もありがとう。

          俳句⑩

          ウンコかなオナラでるかなシッコかな 説明: ウンコよ、どうしておまえはそんなにシャイボーイなのか。

          俳句⑨

          カップ麺、化学物質ガンになる 説明: 日本人に癌が多いのはカップ麺のカップから溶け出す化学物質が原因ではないのか。マイクロプラスチックよりもまずこれが問題である。

          俳句⑧

          夏の夜やツクヨミ肛門うんこかな 説明: 月明かりを頼りに獲物を狩るハンター。 彼らにとって、太陽が肛門であるように、月もまた肛門であったはずだ。

          俳句⑦

          肛門に隠れておわすアマテラス 説明: ウンコは太陽であり恵である。

          俳句⑥

          トゥーシャイシャイボーイうんこ 説明: うんこよ、なぜおまえはそんなにシャイボーイなのか。

          俳句⑤

          ウンコならあと2時間は耐えられる 説明: ウンコには波があります。 最初の波を耐えると2時間くらいは我慢できますよね。 ウンコとはまことに不思議である。何か、意思のようなものを持っている気さえします。 そう考えると、ウンコへの探求心が日々溢れてきます。 ウンコウェーブをサーフしつづけたその先に、真の快楽が待っているのではないか?私はそう考えて、実は、このウンコとの究極の対話を実践したことがあります。 耐えて耐えて耐え抜くと、肛門括約筋の隙間から、めちゃくちゃ細いウンコが出て

          俳句④

          オナラかと思っていたらウンコでた ウンコかと思っていたらオナラでた 説明: ウンコかオナラか判然としない、ということが増えました。 なぜでしょうか。

          俳句③

          紫陽花のけばけばしさで目が痛い 説明: 私にとって歌とは素直さです。 私は梅雨が嫌いですが、そんな季節を象徴する紫陽花はもっと嫌いです。 なにより、卑猥すぎます。ビラビラが卑猥すぎると思うのです。 ましてや、そんなところにカタツムリなど、、ポム爺さんもきっと言うと思います、私には強すぎると。

          俳句②

          行く春や草の匂いと糞のあと 説明: 先ほど天啓を得ました。 脱糞の神であるスサノオ神からだと思われます。 スサノオ神とは、どういうわけか、しばしばシンクロナイズしてしまいます。 解釈は皆様にお任せします。