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自己肯定感という概念すら取り払え

最近、人間関係に悩んでいる方、生きづらいと思っている方、自己肯定感上げていこう。その方法5選などの記事やSNSを目にする機会が増えましたね。


私も1ヶ月ほど前に、Youtubeでモデルの堀田茜さんと元プロ野球選手のイチローさんが対談している動画を見ました。簡潔に内容を説明します。

堀田:物事がうまくいかなかった時に自分を否定してしまう瞬間があります。自分を否定せず前向きに生きる方法を教えてください。

イチロー:自己肯定感という言葉を初めて見た。当初、気持ち悪いと思った。何をやる時も疑問符をつける。自己を否定し、不安に苛まれる状態は良くないが、不安があるということ自体は、成長に繋がるから良い状態である。

https://youtu.be/W1cksiP7NE0?si=ebletR5YRQr2Joj1

やはり、イチローさんの発言には言葉の厚みを感じます。。


「自己肯定感」

この言葉は、東京五輪以降に耳にするようになりました。我々30代が、自己肯定感をバイブスと言っていた時と近い感覚なのだろうか。今回は、そのような過去を振り返ることはしませんが。

まず、「自己肯定感」について考えをまとめてみます。とりあえず単語ごとの意味を明記します。

自己とは、自分自身のことである。
肯定とは、正しいと認めること。
感とは、心の動きである。

言葉を分解して、単語毎に意味を考えた場合、自己を正しいと認めてあげることは、生きていく上で必要な要素であるとわかります。

では、どこに違和感を覚えるのでしょうか。

大抵の場合、自己肯定感の後に続く文章として、

私、自己肯定感低いからさ〜。
私、自己肯定感高いから〜。

「低い」と「高い」など強弱を表す形容詞が続くことが多い印象があります。そして、マイナスのイメージの時には、慢性的なものである、といった雰囲気を感じさせます。逆に、プラスのイメージの時には、瞬間的なものであるような雰囲気があります。

そして最近になり、自己肯定感の類似の言葉である、自己効力感という言葉を耳にしました。
これも、一癖ありそうな言葉なので一度分解します。

効力とは、効果を及ぼすことのできる力のことである。

つまり、自己効力感とは、自分ならできると思い込むことです

第三者からの私への見え方として、楽観的、という印象を持たれることが多いです。私は、自己肯定感が高いというより、自己効力感が高いのかなと、この時点で考えました。

元々、「ポジティブ」や「ネガティブ」、「陽キャ」や「陰キャ」など人を区別する習慣がありませんでした。自己肯定感が「高い」や「低い」ということも同様に、考えたことはなかったです。

なぜ第三者からの私への見え方として、楽観的、という印象を持たれているのか理由を考えたら、スッと腑に落ちました。

何をするにしても、目標を設定し、やると決めたラインまではやる

これは、私の根幹をなすルールです。
失敗して一時的に気持ちが落ち込むことはありますが、成功して一時的に喜びが爆発することもあります。人間である以上、感情のブレは存在します。だって、私も人間だもの。
前を向いて生活している時間が長いからこそ、楽観的という印象を持たれるのだと思いました。

少し話が逸れたので戻します。
できない可能性があることを認識して挑戦することはありますが、いざ挑戦する際は頭の中で成功するイメージを思い描きますよね

スラムダンクの桜木花道は、ダンクをしたことないが挑戦し、挑戦する直前では成功イメージを思い描いていた。だからこそ、素人の桜木がバスケ部のキャプテンを相手に、ダンクを決めることができました。


もし彼が、第三者の意見を聞いて、ダンク以外の方法でゴールをねらっていたら、ゴリとの戦いに勝つことができなかったかもしれません。

今回は、スラムダンクについて語る回ではないため、色々な要因については説明しません。

そして、私も学生時代運動部に所属していました。全国大会で勝つというビジョンがなければ、全国大会で表彰されるどころか、予選敗退の可能性もあり得たと思います。
会社における事業も同様です。


強く願えば確実に叶うわけではないですが、自分に自信を持ち成功のイメージをすることは重要です。

結論として言いたいことは、
自己肯定感という概念そのものを捨てて、ゴールを明確にして行動することが重要です。

自分を高めることも大事ですが、小さな一つ一つの行動が経験値として蓄積されます。それが、マインドを形成し、やがて自信になります。

ゴール設定が重要になってくるので、どこかのタイミングで、ゴール設定、行動に移すためにはどうすれば良いのかについて書きます。
自分自身が行ってきたことを客観視して、自信を持ち次のステップへと一緒に進んでいきましょう。

歩みを止めるな。


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