なぜか走り出したドイ

40代半ばにして突然走り出したドイ。 走れば走るほど転んで怪我をするドイ。 目標は40代のうちにフルマラソン完走!と息巻くドイ。

なぜか走り出したドイ

40代半ばにして突然走り出したドイ。 走れば走るほど転んで怪我をするドイ。 目標は40代のうちにフルマラソン完走!と息巻くドイ。

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走り出すドイ、自己紹介

ドイは40代半ばです。 ドイは比較的寒い地域に住んでいます。 ドイは座って座って座りっぱなしの職業です。 長年職場で席替えもありませんから、あまりの 動かなさに私の携帯のGPSが混乱しています。 仕事中、誰とも話しません。 窓の外には裏山がへばりついています。 時々眺めます。 緑だな。  って思う程度です。  でもそれが仕事中の1番の娯楽です。 運動経験はありません。 って言っても、小学生の時バスケチームに入ってましたけどね!ってこともありません。 ほんとうにないのです。

    • ドイのせいでマラソンが悪者に

      フルマラソンの翌日、高熱が出ました。 お医者さんの診断結果は インフル→陰性 コロナ →陰性 溶連菌 →陰性 マラソン→陽性 でした。シンプルにマラソンで大風邪ひきました。 数日で熱は下がりましたが、ドイは声が全く出なくなりました。 仕事では電話も取れない。 会話はジェスチャー。 趣味で風邪をひいて、こんなに迷惑かけて 心苦しくて申し訳ない気持ちでいっぱいの ドイです。 職場では「マラソンって体に悪いのでは説」が 浮上。 ドイのせいでマラソンへの風評被害が勃発する始末。

      • ドイの武者震い

        前回の大会から3ヶ月後、 ドイは再びフルマラソンのスタート地点に立っていました。 この日は寒かった… その上雨が降って体が濡れていて、 回収バスに乗ったドイは震えが止まりませんでした。(しれっとバス乗った) バスを降りても震えが止まらずガチガチと歯を鳴らしていたら、救護テントに招かれました。 毛布を巻いてストーブにあたっても震えは止まりません。 でもどんどん同じ症状の人が入って来て さながら野戦病院状態になってきました。 まだまだ寒かったけれど、ドイはテントを出ました。

        • ドイ、フルマラソンを振り返って

          最後尾を走り、関門におびえ、時間切れで 完走ならずだったドイ。 最後尾ランナーとして、悲しかったことがあります。 給食が全然残っていません!! 楽しみにしていた高級フルーツ、ご当地お菓子、 つるんとしたゼリー、何一つ残っていません! 次は驚いたはなしです。 それは、関門にはものすごいドラマがあるということ。 ドイは関門時間ギリギリランナーでした。 あと、20秒だよ!急いで!!とかそんなレベルです。 もう、沿道の方がめちゃくちゃ応援してくれるんです! 行けー!走れー!あと

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        走り出すドイ、自己紹介

          ドイ、フルマラソン出場

          とある地方の大型マラソン大会。 そのスタートラインの一番後ろのブロックに ドイは立っていた。 怪我もなく、病気もなく、急用もなく、 無事にこの場に立てたことが嬉しくって スタート前から感極まってしまうドイ。 遠くの前方でスタートの合図が鳴る。 大きなうねりのなかでドイは走り出した。 6時間後ーーーーーー 「時間切れでーす、バスに乗って下さーい。」 足を震わせながらバスに乗り込むドイ。 言葉少ないドイらを乗せて、長い長い時間をかけてバスはスタート地点に戻った。 すでにゴ

          ドイ、フルマラソン出場

          ドイはまだ生きていたい

          ハーフマラソンを完走したドイ。 ってことは、次は、フルマラソン…?? 知人に相談するドイ。 すると反応は いやいやムリムリムリムリ ムリに決まってるじゃん 考え直しな、死んじゃうよ とのことでした。 そうなのか。死んじゃうのか。 素直な一面のあるドイは、ご意見を 真摯に受け止めました。 んーー、ってことはあれですか、と 30キロの練習会に参加するドイ。 案の定完走できず、 「死んじゃうよ」の声がリフレインするドイ。 得策も浮かばないまま、フルマラソン大会に エントリー

          ドイはまだ生きていたい

          記憶を失うドイ

          ハーフマラソン大会。 今回はお城の周りをぐるぐるぐるぐる走るコースです。 なんといいますか、結果的に言うと 完走しました。 勝因はただ一つ、制限時間がなかったからです。 決して脚力がアップしたからというわけでは ないところが微妙なところです。 といっても、記念すべき初ハーフ完走です。 それなのに全然なにも思い出せないのです。 一周1キロの周回コース。 これはほんと、途中からイーーッ!! ってなります。 同じところをぐるぐるぐるぐる20周…。 頭がボーっとしてきて訳わかん

          疲れ果てるドイ

          ハーフマラソン完走ならず! 1番の感想としては、 とんでもなく疲れた。 疲れ果てた。 体がめちゃくちゃになった。 ダメージがすごい。 ほんとは一週間ぐらい寝込みたいぐらい。 でも人間ってすごい。 また走りたくなるものですね。 「やっぱハーフマラソンは完走しときたいよねぇ」とかなんとか言いながら、 気付くとまたまた大会にエントリーしていました。 飽き足りないドイ、何処へ行く。

          ドイ、憧れのハーフマラソン!

          転んだ膝の傷が癒えたころ、 ドイはハーフマラソン大会に参加しました。 なんかいける気がする。 ゴールをするドイがドイには見える。 ついにハーフマラソンランナーにドイはなる! スタート前からニヤつくドイ。 結果… 完走ならず!! 時間切れ! はい、ここまで〜! おじいちゃんスタッフに胸の計測チップを 引きちぎられるドイ。 速やかにコース(車道)を離れて、 歩道を歩いて会場まで戻るよう強めに言われるドイ。 トボトボ歩く、2キロの道。遠い…。 同じ境遇の年配男性が話しかけ

          ドイ、憧れのハーフマラソン!

          高級タイツが欲しいドイ

          ドイは10キロマラソンの完走を経て、 すっかり調子にのっていました。 ドイ、なかなかやるじゃん! ってなかんじです。 よーし、またランニング教室行っちゃおっと! ドイは前回とは違う教室に参加しました。 練習内容は、一定のペースで黙々と走ってみよう!というものでした。 同じ速度で走る人たちとチームになって、 運動場をぐるぐるぐるぐる走ります。 隣を走る女性が憧れの高級タイツを 履いていたので、勇気を出して履き心地を聞いてみました。 女性は「高いし履きにくいけど、やっぱりいい

          高級タイツが欲しいドイ

          ランニング友達を作り損ねるドイ

          ドイはまた10キロの大会に申し込みました。 大会ハイです。 この大会は河川敷で行われます。 まずスタート前に、参加者全員で準備体操をすることになりました。 その時主催者の方から耳を疑う発言が… なんと、なんと… 「2人1組になってください」とおっしゃるのです!! 嘘でしょ?そんな… 立ちすくむドイ。 辺りを見渡す。 みんな戸惑っている(ように見える)。 隣を見る。 同世代の女性がいる。 勇気を出して話しかけるドイ。 ペアに…なれた! 嬉しい〜。 無事準備体操が終わり、

          ランニング友達を作り損ねるドイ

          ドイ、初の給水に浮かれる

          ドイは10キロの大会に参加しました。 スタート地点は陸上トラック。 そこから外に出て公園内をぐるぐる走るというコースです。 ドイは、トラックというところに初めて降り立ったので凄く嬉しかったです。 もう一つ嬉しかったのは、レース中の 給水です。 かっこいいなあと思ってたんです。走りながら水飲むって。 でも実際飲んでみると、かっこいいとかどうとかじゃなかて、ただただ「ありがたい…」って感じでした。 喉カラッカラですからお水への感謝がすごいです。 なんやかんやで、ドイは無事ゴ

          ドイ、初の給水に浮かれる

          楽しく走ればいいじゃない、ドイ

          ドイは派手にこけたけど、痛みが引いたら また走り出しました。 あのランニング教室にはもう行きません。 ひとりで色々なところを走りました。 近所の小さい神社とか、行ったことのないお店とか、気にはなっていたけど細くて車では通れなかった道とか、 近くだけど知らない景色を沢山みました。 ドイは植物が好きなので、色んなお宅のお庭を見ながら走ることも楽しみました。 自然に咲いている花もいいけど、植えられてる 花も好きなんです。 スマートウォッチのガーミンも買いました。 ドイは最新を

          楽しく走ればいいじゃない、ドイ

          ドイの心と体が…折れる?

          はやく終わってくれ…と念じている間に ランニング教室は終了。 コーチ、写真撮って下さい!と息巻く参加者を尻目に、息も絶え絶えでその場を後にするドイ。 オデコとか膝とかから血が出てるけど、 それよりなにより腕が痛い。 痛すぎて呼吸が浅くなる。 これは、折れてる。 人生初の骨折しちゃった。 ドイは痛みで眠れぬ夜を過ごした。 翌日、包帯を使って自己流で腕をつって出勤するドイ。 同僚がギョッとしているが恥ずかしくもなんともない。 離婚をしたのでこれからは旧姓で呼んでください、と

          ドイの心と体が…折れる?

          ランニング教室で落ちこぼれるドイ

          辛い辛い準備体操が終わり、 いよいよ実際に走ってみましょう!となった。 最初は軽く、お喋りできる程度のスピードで。 と言ってもドイは誰とも話さない。 他の参加者はお友達同士で来ている人が多そうだ。 ドイは黙々と走る。 そして次、全速力でダッシュしてみましょう! との指示。 ドイは駆け出した。 最初の10歩で、ドイってこんなに速く走れるんだ!と思った。 11歩目でこけた。 水切りの石みたいにバウンドしながらこけた。 地面におでこをぶつけてキャップが飛んだ。 地面に突っ伏し

          ランニング教室で落ちこぼれるドイ

          ドイ、ランニング教室へ行く

          5キロを完走して感無量のドイ。 一つ先の電柱までも走れなかったドイが5キロ完走するなんて…凄すぎます! しかしドイはすぐに冷静になった。 ドイ、走るの遅すぎないか? 大会で最下位って。 ドイは自分1人での練習に限界を感じ、 気付けばランニング教室に申し込んでいた。 習い事嫌いなドイがねぇ…としんみりしながら 教室へ行ってみると、男性コーチが 待ち構えていた。 他の受講者が「憧れの◯◯さんに教えてもらえるなんて…」と囁きあっている。 ドイは存じ上げなかったが(なんせ運動知

          ドイ、ランニング教室へ行く