30歳と9ヶ月
明けましておめでとうございます。(遅い)
いつからでしょうか、年始に目標を立てなくなったのは…。
かっこいい目標を立てても計画通りに進まないことの方が多くて、年末に「あぁ、今年もなにも果たせなかったな…涙」と凹むことになるので、ここ数年は「なるようになるさぁぁ〜(大西ライオンの「心っ配ないさぁぁ〜」のリズム)」のスタンスで年越し蕎麦を食べています。
この「なるようになるさぁ〜」のスタンスが、程よく開き直れて無駄に焦ることもなく、自分のご機嫌をちょうど良く保てている気がするので、私にはしっくりくるのです。
こんな意味の四字熟語ないのかな、と調べてみたら、「行雲流水」という言葉があることを知りました。
行雲流水(こううんりゅうすい)…
空行く雲や流れる水のように、深く物事に執着しないで自然の成り行きに任せて行動するたとえ。 また、一定の形をもたず、自然に移り変わってよどみがないことのたとえ。
私にぴったりすぎるぅぅぅ!!!
ってことで、この言葉を知った日から私の座右の銘は行雲流水になりました。好きな言葉は?って聞かれたら、少し澄ました顔で「行雲流水、かな。」って答えるのがマイブームです。
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先日、学生時代からの、私の数少ない友人の結婚式がありました。久々に他の友人たちとも再会できて、時間の経過を感じる(誰が誰だかわからなかった)と共に、ベースはあの頃と変わらずで、ぺちゃくちゃと喋り倒し、とても楽しいひとときを過ごしました。
そして、今まで「友人の結婚式で泣いてる女って、絶対泣いてる自分可愛い〜的なところあるよな」と思ってました(性格悪い)。
なんでお前が泣くねんって、心の中でいつもつっこんでました(性格悪い)。
そう思っていたのに。
なぜか、彼女がウェディングドレス姿でご両親と共に登場してきた瞬間、自分でも驚くほど涙が…!!スマホを持つ手を震わせ、嗚咽を堪え、鼻水もずるずる…。
高校時代から今までの彼女との思い出が蘇り、恥ずかしいほど泣いたのです。
そして彼女が両親へ読んだ手紙でまた泣き、ケーキのファーストバイトの時に泣き、一緒に写真撮るときにも泣いた(泣きすぎ)。
いや〜、泣くとほんとスッキリする!!
気持ちよかった!!(おい)
幸せと感動とでワインも進みました(雰囲気にも自分にも酔ってた)。
今まで、人の幸せは「祝うもの」であって、そのことによって別に自分が幸せになる訳ではないと思ってました。もちろんちゃんと「おめでとう!」とは思うものの、あくまでも、別にそれは相手の幸せであって、自分の幸せではないと。良くも悪くも「人は人、自分は自分だよね」って。ちょっと羨ましさとか、僻みも混ざってたのかな。
でも、今回、彼女の幸せは、確実に私の幸せでもあったのです…。30歳にして、初めてちゃんと人の幸せを心から祝福し、自分が泣くほどお祝いできて、私自身も幸せだったのです。
育ててもないのに。親でもないのに。
でも、一緒に過ごした時間とか、共有できる思い出がたくさんある人の存在って、とても大切なんだなぁと改めて感じたのです。
そしてそういう人の幸せは、私にとっても幸せなんだなぁと…。
30歳にして(遅い)。
結婚式で泣いてる女子たち、周りの目なんか気にせず、どんどん泣いてこうぜ!!!!!(おい)
そんな友人を、これからも大切にしていきたいなぁと。
そしてこれからの人生においても、相手の幸せが自分の幸せになるくらい仲良くなれる人を見つけて行きたいなぁと。
そんなことを思った30歳と9ヶ月でした。
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