短期療法の極意的なものが、病気であってもなくても人間であれば人生において使えそうな件。
最近のラノベのタイトル
最近のラノベのタイトルって長いですよね。そんなことを意識して、今日のnoteのタイトルとしました。
「解決志向ブリーフセラピー」という超絶面白い本(ワークショップの文字起こし)を読みきったので、思ったことを書いていきます。
とても面白いと思ったことは忘れないように最初に書きます。
面接前に既に良い効果が出る。
クライエントの何割か(忘れた)は、電話でカウンセリングの予約をしてから、実際にカウンセリングするまでの間で、良い変化が起こっているらしい。
これはとても面白いですね。心理療法の独特の世界です。
病気とかは普通、病院にいってお医者さんに薬とか手術など治療して効果がでます。めちゃめちゃ当たり前ですね。
対して、心理療法では、治療される前に効果はでていることもある。あべこべな世界ですね。
心理療法をスタートするのは、治療者でもなんでもなくクライエント自身なんですね。
自分と向き合おうと決心し、実際に「カウンセリングの予約をとる」という行動をとった時点で、今までとは違う方法でやってみるということだしとても勇気のあることなのかもしれない。
そんな勇気のあることをしたわけなので、面接前にポジティブな効果がでるのも納得といえば納得ですね。
短期療法とは
実際この本で触れただけなので、よくわからない。しかし、
他の心理療法と比較して考えると、
問題に焦点を当てるのは最小限にして解決の方にたくさん焦点を当てていくものらしい。※問題に焦点を当てないわけではない。
原因を探すというよりも、問題の「解決に役立ったもの」をクライエントと共に探してどんどん拡大していくというもの。
短期療法の極意(?)(中心となる哲学)
短期療法には、3つの中心的な哲学があるのですが、これが非常にシンプルであり様々な場面において使えそうだと思いました。内容は以下
・うまくいってるのなら、変えようとするな
・一度やってみて、うまくいったなら、またそれをせよ
・もしうまくいってないのであれば、(何でもいいから)違うことをせよ
よく考えてみれば、当たり前のことが書いてあります。
あまりに当たり前でシンプルなので私たちはこういったことが見えなくなる時もあるかもしれません。
どう利用していくか
短期療法は、心理療法なので一般的には、何か問題の抱えた人(基本的に人は何か抱えているものだとは思いますが)を対象としていますが、
この3つの哲学は、何か挑戦しようとしているときにも使えるのではないかと思います。
私は最近オンライン英会話を始めました。
しかしながら早速問題があって、登録したのにも関わらず。まだ一回もやっていない笑 雑魚ですね。雑魚。
「よし、始めよう」と意気込んで登録したのにやってない。
毎日やりたいと思ってるんですよ。本当は笑
この問題を解決するためには、まず自分の中にある解決に役立つための資源を探さなければなりません。※ブリーフセラピーでは、クライエントの問題の解決に役だった資源を探してそれを存分に利用していくみたいです。
なので少し探してみました。
解決に役だった資源を探す
そもそもオンライン英会話に登録することはできたんです。やろうやろうと思って一回もやれていないタイプの人間がオンライン英会話に登録することができたわけです。登録しようしようと思って結局今も登録できていなかった可能性もあったわけです。
そのときのことを考えることで何か解決への糸口が見つかりそう。
なぜ登録することができたのか、そのときのことを考えると、一つ見つけました。
それは、
「とりあえず、あまり深く考えないで勢いで夜に登録した」点です。
あのときは、「まぁ、結局やらない可能性もあるが、いいか。それはそれで。とりあえず登録しよっと」と思いながら登録していました。
・もしうまくいったなら、またそれをせよ
私の場合、「やらなくてもいいやと思いながら、とりあえず取り組むと、できた」という資源があるわけなので、オンライン英会話も、やろうやろうと意気込むのではなく、
「まぁ英会話できなくてもいいけど、まぁやってみるか」的なテンションでやるのがいいのかなぁと。
仮にそれでできなかった場合は、
・うまくいってなければ、(なんでもいいから)違うことをせよ
を採用して、別のことをすればいい。
この哲学を取り入れながら、英会話していきたいと思います。何か進展があればnoteします。
戦略を考える
本から得た知識で、戦略を考える。これは面白いですね。
最初は、単にブリーフセラピーのこと学んでみたいなと思い購入した本ですが、こういった「おまけ」要素を見つけることができる。
なにか困ったことがあったときは、この本を読み返したいものです。
まとめ
めっちゃ面白い本でした。学校の先生、子供がいる家庭、もちろん臨床家、幼稚園の先生、児童養護施設の職員などなど人と直に関わる人にはとても有益な本なのかなと思います。
難しい言葉もなく、ワークショップをうけているかのような文体なのでかなり読みやすい。
なんかよくわからないnoteになってしまいましたが、見てくださりありがとうございます。
参考
森俊夫(2002) 森、黒沢のワークショップで学ぶ 解決志向ブリーフセラピー ほんの森出版