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かねけんのショートケーキ

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男子大学生かねけん🐶の日常や懐かしい思い出を140字以内でお届けします。軽く笑いたい人、元気を出したい人どうぞ! #ショートショート
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2020年7月の記事一覧

大学の授業で友達がパワーポイントで発表することになった。準備を後回しにしていたところ、発表日前日になってしまい、急いで準備を始めたものの、内容が多く、ほぼ徹夜状態になってしまったそう。当日、目の下に大きなクマを作りながら発表する友達。タイトルは『睡眠障害』。説得力のある発表だな。

妹が、僕が謎解き作ってるのを見て、「じゃあこの謎解ける〜?お、ひ、○、く、こ。まるに入るのは?」と言ってきた。僕は笑いを堪えながら答える。「中指の"な"でしょ。」「なんでわかったの!?」心では、そりゃあ指をチラ見しながら作っていたからね、と呟きながら「勘だよ」とかっこつけてみた。

心理学系の授業にて。悩んでいる時にどうするか、どうなるかがまとめられた表が提示されて、パッとみた僕はあるところで目が止まった。「はげます」という言葉。今考えれば違和感ないんだけど、その時は「悩みすぎるとはげちゃうってことなのかな、余計なお世話や」って突っ込んじゃった。励ます、ね。

恋愛に限らず日常生活一般において”ギャップ萌え”って重要な要素だと思う。見るからに真面目で寡黙そうな教授がオンラインの授業中に自分のデスクトップを共有したんだけど、その中心にはほんわかパズルゲーム『キャンディクラッシュ』のアイコンがあった。その講義はなぜかいつも以上に集中できた。

「新曲は、けんちゃんで知るわ〜ありがとね」中学生の頃、ご近所さんに言われた。その時はわからなかったけど、夜お風呂で気付いた。「あ、ここで色んな曲を熱唱してたからか」ありがとうって言われたからにはいち早く新曲を仕入れなくては。その日から謎の責任感から流行りに敏感になったけんちゃん。

寝る前にどうしてもアイスを食べたかったので、冷蔵庫を漁り、お気に入りのアイスを用意した。いざ食べるときになってアレがないことが判明。いつもの場所にもない。母に聞く。「ハシ、じゃなくて、スープじゃなくて…スープンってどこ?」なんとか伝わったみたいだが、大笑いされた。今日は早く寝よ。

2階の自室でオンライン授業を受ける。喉が乾きがちな僕は、1階でコップに冷たいお茶を注ぎ授業のお供にする。連続授業は珍しくなく、1限中に飲み切ってしまうと、短い休み時間の中で下に降りカップにつぐ必要が生じる。今日は2階に来る途中でほぼ飲み切ってしまい往復する羽目に。無駄に汗かいた。

慌てて乗った電車の行き先が反対だったり、全く違かったりすることってある。僕の場合は、乗った後に"ちょっと違うな〜"と気付いても、逆に近道になるかもとか新しい行き方かもとか思っちゃって、乗り続けることも。だいたいがものすんごい遠回りになるだけなんだけどね。挑戦すること間違えとるわ。

自粛宣言前の長崎旅行で買ってきたお土産の期限が切れるので、最近はカステラやラスクを沢山食べている。普通に食べるのもつまらんと思い、この前はオンライン電話をかけ、あげる予定だった友達の目の前で代わりにお菓子を食べた。後で気づいたんだけどあれ消費期限まだまだだった。ごめん何か買うね。

中学生の頃。僕は風邪予防でマスクをしながら家庭科の調理実習をしていた。課題は味噌汁。料理苦手系な僕は、料理上手系Cの指導のもと作っていく。大匙や千切り、湯加減の調節という難関を超え、いざ実食。味噌汁を入れた器を口に近づける僕に「マスクみたいな口だね」Cはツッコミ上手系でもあった。

お風呂上がり、歌を口ずさみながら体を拭く。夜中なので"小声で"だ。体を拭き終わった僕は、髪を乾かしながらも歌い続ける。買ったばかりのドライヤーは風量が強くて気持ちが良い。「自分の声、デカすぎない?」ドライヤーの電源を切った僕は気付く。新品のドライヤーの轟音と張り合っていたらしい。

「農業ってこんなに楽しいんだ。」父が育てた野菜の収穫を手伝いながら思う。「きゅうり、結構実ってるな」カチッカチッという音が心地よく、リズム良くハサミを動かした。夕飯時、テーブルに並べられていた料理を見て驚く。きゅうりまみれ。妹は言う。「かっぱの食事みたい」ちょっととりすぎたかな。

「あれ、こんなところに…あったっけ」今朝、鏡の前で口のに小さな丸を発見した。気になっていじっているうちに力が強まる。「あ、しまった」小さな丸は真っ赤なニキビと化した。明日は珍しくバイトの日。人と会う時に限ってなんでこうなるの、と落ち込みそうになったときマスクと目が合う。助かった。

高校時代、体育館で招聘講師の方のお話を聞いていたときのこと。お話が長かったために首を垂らして寝ていた右2つ前の子が突然、体をビクっと震わす、通称"寝ビク"をした。それに驚いた後ろの子も寝ビク、さらに僕の隣までも寝ビクをする。寝ビク連鎖を見てしまった僕は別の意味で体を震わせていた。