本当は猫じゃないんだろキミ

黒い毛玉は女の子猫なのに立ちションをするので家中にペットシートを貼って対応してはいるけれど、目を離すとシートのズレている箇所に尿跡が。その隙間を狙って立ちションするって、そのシートの裏側とかにあるものを敢えて狙っていたりするのかな？と疑いたくなるほど的確に、汚されたくない箇所をピンポイントで汚す黒い毛玉。何度も「そこはやめれ」と言っても次のションポイントも同じところ。
狙ってるよな、これ。
　
黒い毛玉はきっと、ニンゲンの言葉をわかってる。
わかっていてニンゲンを一番痛めつけることは何なのかを狙ってる。
　
　
昨日、グラフィック作業用のデスクトップマシンをメンテナンスに出した。これを修理に出すのはきつい。なにせ、デザインワークが止まる。
うちには複数台のマシンがあって、作業内容ごとにマシンを使い分けている。これを更新しているノートにはOffice系のソフトしか入れていないので、色調補正やらベジェ曲線やらの単語で会話をするAdobe系の作業はなんもできん。いらすとやから持ってきたフリーイラストをWordに貼り付けてポスターは作れるけれどそこまで。円周上に文字を乗せるとかは無理。
今回はそれができるマシンのメンテナンス、というかぶっちゃけ修理。
私にとっては命の次に大切な、金を稼ぐために必要な道具でもあるわけで。
　
それに、尿をぶっかけたんですよ、黒い毛玉の野郎めぇええ！
よりによってシートとシートの隙間にケツをねじ込んで、
そのケツを高く高く上げて、
どばしゃああああああああああああああ！と。
ないわ、マジないわー。
横に据えていた外付けHDDごとどばしゃあと。
　
＿|￣|○
　
猫って人の言葉がわかってると思うことが多々あるのですよ。
それなりに長い時間、猫との生活を続けているといろんな性格の子と暮らすことも多いのだけど、「おまえそれわかっていてやってるよね？」てことをやらかす子がかなりの頻度で目立つ気が。邪魔だとわかっているのに原稿の上で寝るとか、急いでいるのに荷物の上で寛ぐとか、探している携帯を枕にして寝たりとか、そんな感じで。でも私がそんな子ばかり狙って保護なり拾うなりしてるってわけじゃないと思う。断じて私が悪いわけじゃない(ムキになる)。甘やかしすぎなんじゃないか？というツッコミもあるけど私はそんなに優しくないし甘やかしてなんかいないもん！
あいつらが悪いんだよぅううう。
　
そんなわけで、マシンを修理に出して作業が止まって、でも毛玉の尿は止まらなくて。今朝も町内会の清掃当番に出ようと玄関に行ったら尿。トイレに行こうと思ったら尿。かと思えば猫トイレに入ってケツだけ器の外に出して尿、一緒に糞。
何故そうなる！人間にも車体感覚の鈍い人っているけど、猫にもいるんだね。トイレの幅の狭いところに無理矢理頭から突っ込んで、頭からケツまでをその狭いところに収めようとばかりにねじれ、結局ケツがはみ出したままモリモリどばしゃあああ。何故そこまで無理な体勢になってもおかしいと思わなんだ。ここまでおかしな猫は今まで会ったことがない。
　
お脳に何か障害でもあるのかもしれないと優しい目で見守ってはいたものの、毎日どこかしらに尿や尿跡を見つけると流石に心が折れるよー。
SNSで愚痴を吐いても誰も反応してくれないので、うちの子のような尿タレ小僧はうちにしかいないのかもしれない。猫あるあるではないから、そりゃあ愚痴られても「うちもうちも」なんてコメント出てこないよねぇ。ここまで孤独な闘いを独りで耐えねばならんのか…とほほい。

もっと仔猫の頃に病院で相談もしたけれど、トイレの躾が身についたらきっとよくなりますよ的なことしか言われなかったし、特に検査をしてくれるわけでもなかった。正直うちのあたりの動物病院って口コミも低くて近所の人達はもっと遠くの病院まで行ってるか、そもそも病院になんか連れていかないわ、な人が多かったり。信用できる病院がないのってきっつー。
思えばこのあたりはニンゲンのための病院も少ない上に口コミも低くて、なんか生き物が生きていく上で難ありなのってどーにかなんないかなぁ。