不動産鑑定士受験生向け 何故「論証例という偽薬」を飲み続けてしまうのか。

今年の不動産鑑定士試験の問題が国土交通省のホームページにアップされています。
土地・不動産・建設業:不動産鑑定士試験 試験結果情報 - 国土交通省 (mlit.go.jp)

そして今年の問題を見た方であれば、全員ご存じだと思いますが、

「民法の問題はほぼ条文当てはめで終わるものばかり。」
でした。

予備校のテキストには膨大な数の論証例が掲載されているので、それを覚えるのに苦労した人もたくさんいるわけですが、

「今年の問題に関しては時間をドブに捨てる。」
ような形になりました。

でもこれは別に今年の問題から始めったわけではありません。

2022年の問題も、2023年の問題も、
「半分以上は条文の当てはめだけ」
という問題でした。

何故近年の問題がそんな感じになっているのかというと、2021年の試験から反映されている改正民法の影響が大きいわけです。

なので今年に関しても当てはめだけの問題がたくさん出ることが予想されたわけです。

それなのに多くの受験が、論証例の暗記をやめることができなかった理由は何か。

その理由を四つに分けて解説していきたいと思います。

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