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不動産鑑定士、行政書士の試験に合格した者です。各種資格試験に役立つ情報を提供していきたいと思います。 https://www.youtube.com/user/kkkk220/videos

最近の記事

不動産鑑定士受験生向け 最強の民法の問題集が見つかる?

「学部1年生から4年生(・法科大学院生)まで,民法の授業の進度にあわせてずっと使える演習書。定期試験を想定し,財産法の全分野から頻出・典型論点を精選。事例問題の解き方が明快に言語化され,知識の理解度と答案を書く力がぐっと高まる。全問答案例つき!」 「■基礎編  ① 基本となる単純な法律関係  ② 民法事例問題の解き方 ■実践編 (総則)  01 意思表示の解釈と錯誤★   *コラム1 主張と反論,原則と例外  02 虚偽表示  03 表見代理 (物権)  04 不動産物権変動

    • 最初から体系的な理解を目指す人が根本的に誤解していること

      「まずは体系的理解を目指そう。」 という人は理解についてほぼ間違いなく左側のイメージを持っています。でも実際は最初からそこまで綺麗な理解が身に就くわけではないです。今まで勉強した科目を振り返っても、頭に知識を入れていくうちに知識がつながって整理されたということがほとんどです。 そもそも「理解」という概念が相当不明確なので、そのような不明確なものをゴールにしていくと勉強が間違いなく迷走するので注意が必要です。

      • 宅建士試験の過去問を何回繰り返しやっても受からない理由

        ※教=教授 受=受験生のことです。 受「先生、この試験では過去問を繰り返し解いても受からないというのは本当ですか?」 教「それはまぎれもない真実だよ。」 受「何故ですか?過去問は役に立たない教材なんですか?」 教「過去問は確かに役立つ教材だよ。でも使い方を間違えると危険なんだ。ちょっと一例を出して説明しよう。」 教「上の問題は令和5年の本試験の問題だ。これは民法の問題だろう。」 学「まだ民法の勉強が進んでない状態なので難しく感じます。勉強が必要ですね。」 教「落ち着いてく

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        • 不動産鑑定士修了考査対策 手法の適用について

          今回の記事では、修了考査本番で聞かれそうな手法の適用について、解説をさせていただこうと思います。 (1)何故その手法を適用したのかをきちんと説明できるか  例えば大規模画地の開発法の場合、宅地分譲かマンション開発のどちらかを適用することになります。その際には何故その手法を適用したのかをきちんと説明できるようになっていなければいけません。 (容積率、立地等)  その他にも類型全般に共通する注意点として、基準に掲げられている手法は原則として全部適用しなければいけないというものが

        不動産鑑定士受験生向け 最強の民法の問題集が見つかる?

          法律の事例問題の練習で目指すべき姿

          この動画の12分20秒あたりでこのような説明がされています。 「司法試験や予備試験に受かるためには、問題を見てすぐに論点や結論までもが見える状態にしておかなればいけない。そうしなければ受からない。そんな状態では実務家の世界ではまず通用しない。」  司法試験のみならず、他の国家試験(会計士、弁理士、鑑定士)でも同様だと思います。大問1つの時間が60分であることを考えると、そこまでじっくりと考えてる時間はありません。よく出てくる条文や論点に関しては、すぐに結論を出せる状態になら

          法律の事例問題の練習で目指すべき姿

          本当にできる人のノートと、できそうに見える人のノートの差

           本当に優秀な人のノートは右下のノートです。(ただ問題を解くためだけに使用している。)それに対して、実力がない人が想像する優秀な人のノートは左上です。  ノートまとめが危険なのは、 「分かった気分が高まっただけ。」 になる可能性が高いからです。分かった気分が高まっても、実際に問題を解いてみたら全然ダメだったというパターンが多いです。特に法律系試験の論証例まとめノートはとても危険です。問題を解かないと客観的な理解度は分かりません。 余程の天才でも無い限り、ノートまとめの勉強

          本当にできる人のノートと、できそうに見える人のノートの差

          宅建士の民法のテキストで不動産鑑定士の民法の勉強はできるのか?

           結論からいうと、できることはできます。(ただし補強が必要という感じです。)  こちらの宅建のテキストで、鑑定士の民法に必要な部分はほぼ網羅できています。ただ気を付けなければいけないこととして、このテキストでは論点に関する解説がほとんどありません。(96条3項の第三者の定義等)そこで論点部分は論証例で補強する必要があります。 この本で条文に関連する論証集を覚えれば、知識としては十分です。 「宅建のテキストでは法律論の理解が難しい。」 という意見もあるようです。しかしその部

          宅建士の民法のテキストで不動産鑑定士の民法の勉強はできるのか?

          五大商社の選考には学歴フィルターがあるのか?

          【総合商社の選考は学歴重視?】5大商社の採用大学をもとに紹介! (blog-resolution.com)  詳しくは上記の記事に書かれていますが、五大商社の採用実績を見ると、基本的にはマーチ以上の大学からの採用という形になっているようです。 「また、5大商社は毎年6,000名以上が応募している企業ばかり…採用担当が6,000枚以上のエントリーシートを見ているとは考えにくく、一定の学歴は見てるといえます。」 しかし本当にこの見解は正しいのでしょうか?

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          五大商社の選考には学歴フィルターがあるのか?

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          不動産鑑定理論の勉強では、やるべきことを増やさないように

           この科目で要求されることは、本来とてもシンプルです。 「該当する箇所の基準や留意事項の文章を貼り付ける。」 それだけでほとんどの問題は解答できます。なので重要なことは、 「アウトプットの量を増やしすぎない。」 ということに尽きます。  もちろんある程度はやっておいた方がいいでしょう。しかしこの科目は、「暗記」と「問題を解ける」までの距離がそれほど離れていない科目です。 「特攻ゼミの問題集をやって、答練や模試の内容もきちんとやって」 という状態になると、正直アウトプットのや

          不動産鑑定理論の勉強では、やるべきことを増やさないように

          単純に難易度が高い大学に行けばいいというわけでもない

          「東大と早稲田の両方に受かったら、大抵の人は東大に行くだろう。でも世の中には東大よりも早稲田に行った方がいいタイプの人も普通にいる。」  上記で言われていることは恐らく真実です。京大の就職実績は大学の難易度の割に高くないというのはデータを見る限り本当のことのようです。 「三菱商事、伊藤忠、ゴールドマン・サックス」がずらり…偏差値55なのに就職実績"最強"の「地方マイナー大学」の秘密 国立なのに「文系3科目」で入学できる (2ページ目) | PRESIDENT Online(

          単純に難易度が高い大学に行けばいいというわけでもない

          河野太郎大臣の「東大や一橋の地方移転」論の問題点

          (1)中央法学部の二の舞になる。  中央法学部はかつて東大法学部と並ぶ、法学部の世界の名門校でした。しかし高度成長期にキャンパスを都心から八王子に移転して、そこから大幅な没落が始まりました。 ・OBの弁護士が勉強を教えにいく文化が無くなった。 ・単純に立地が不便で、受験生から敬遠されることになった。 以上のことから、中央大学は二年前に法学部だけ都心にキャンパスを移しました。その他の大学(東洋大学等)も、人気回復のために都心にキャンパスを移す例が増えています。一橋や東大の地方移

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          河野太郎大臣の「東大や一橋の地方移転」論の問題点

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          文系学部に進学した人が気を付けなければいけない事

          (1)研究者の世界で生きていける人はごく一部である。  理系の学問の場合、大学以外にも研究機関はたくさんあります。企業が研究職として人を雇う場合もあります。  それに対して文系の学問の場合、研究者として生きていくためには大学の教員になる以外道はほぼありません。一般企業が文系研究職の求人を出している例は、過去に見たことがありません。  どれだけ高尚なことをやっているつもりでも、お金を稼ぐために役立てられない場合、それはただの趣味にすぎないということは、分かっていた方がいいと思い

          文系学部に進学した人が気を付けなければいけない事

          合格者のアドバイスを聞くときの注意点

          まずはこちらのポストをご覧下さい。 この一連のポストでお分かりになるかと思いますが、質問者と回答者で、インプットのイメージが異なっていることが分かります。 ・回答者のイメージするインプット  知識を入れるだけでは無くて、具体的な事例をもとに解法を習得すること。 ・質問者のイメージするインプット  ただ知識を入れるだけ  基本的に人のアドバイスは、その人が当然の前提としていることを、省略していることが多々あります。回答者からすれば、インプットの際にも、どの場面でこの知識

          合格者のアドバイスを聞くときの注意点

          不動産鑑定士試験で、予備校を使った方がほぼ確実に勉強効率が落ちる科目

           基本的にこの試験も、一応は難関試験と言われていることもあって、大半の人は予備校を利用して勉強しているのが現状だったりします。 「独学より予備校を使った方が効率的勉強できるはずだ。」 「独学は余程頭が良くないと無理だ。」 と思われている人が多いようです。そのこと自体は全然間違った考えではないと思います。  ところが恐ろしいことに、中には予備校を使用するとほぼ間違いなく勉強が非効率になる科目が存在します。

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          行政書士試験でも「過去問を回転させるだけ」はもう古い?

           有名司法書士youtuberも言われていた様に、国家試験の問題傾向は数年たつと変わることが多いです。なので数年以上前の合格者で、今の過去問をきちんと分析していない人の話は、今の受験生が真に受けない方がいい子音があります。(どの試験でも同じ)  確かに行政書士の民法や憲法は難化傾向にあって、過去問の焼き増しのような問題は少なくなっているというのは、多くの合格者の方が指摘されている通りです。(出題者の気持ちが分からないと、勉強しても点が伸びない仕様になっている。)  過去問

          行政書士試験でも「過去問を回転させるだけ」はもう古い?

          経済学の勉強で「まず丸暗記」が駄目な理由

          「経済学の勉強は、まずグラフの形を覚えることだ。」 という感じで始められる方がいますが、それは正直やめておいた方がいいと思います。かえって遠回りになる可能性があります。 IS曲線のシフト要因まとめ|中小企業診断士試験に出題される用語辞典 (management-consultant.info)  上記のグラフは、経済学の勉強でよく登場するIS曲線です。 「縦軸に利子率横軸に国民所得をとると、右下がりの曲線になる。」 という結論を覚えることそれ自体は、あまり意味がありません

          経済学の勉強で「まず丸暗記」が駄目な理由