156 FX必須情報#014 為替相場と金利差
(1)為替相場は、「時々ファンダメンタルズを反映する形で仕切り直ししては金利差と連動」というパターンになることが多い。なので、中長期的にはファンダメンタルズが重要になるし、短期的(あるいはファンダメンタルズに大きな変化がない場合)には金利差が為替相場にとって重要だ。
(2)今のドル円為替レートと米日金利差の連動図は後記するが、SVBの破たんで今後の成り行きがにわかに難しくなった。
(A)SVBの破たんで仕切り直しになるのか?
(最近の仕切り直しについては、146 FX必須情報#013 為替相場と金利差を参照)
(B))SVBの破たんで米金利は急低下した。2年金利は実効FFレート(誘導レートでなく、実際の相場)に並んだ。これは今後2年間のFFレートの平均が今のFFレートと同じだと市場が考えていることを意味する。これはパウエル議長が言っている「最終的な政策金利の水準は従来想定より高くなる可能性が高い。時期尚早な政策緩和は警戒される。」とは違う。果たして、FRBは考えを変えるのか?
以下、ドル/円、ユーロ/ドルとそれぞれの金利差との相関を掲載する。
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