見出し画像

151 日本株相場と米国株相場の連動性

ここでは、日本株相場として日経225、米国株相場としてNYダウを用いる。

長い間、上昇率は違っても、同方向に動くという意味で両者には高い連動性がある。(日本のバブル崩壊後は、米国株の上昇率の方が大きい。)

両者の連動性は、やはり、米国の経済動向がグローバル経済を左右しているということだろう。勿論、中国経済も重要であるが、中国経済の強さの源泉(資金)は米国への輸出からきているので、やはり、米国経済(消費)が重要だということだ。
米国がこんなに主導権を取れる背景は基軸通貨国だということだ。いくら米国が貿易赤字になっても、海外の国が米国債を買ってくれるので、米国はお金につまることがない。世界中で浮いたお金は最終的には、米国債か金に回ってくる。米国の対外債務は異常に大きいが、自動ファイナンスができるのだ。
参考まで、中国はそんな米国が羨ましくてしようがない。なので、自分たちの通貨(元)も基軸通貨になれるよう、あの手この手で頑張っている。

まずは、

左目盛(日経平均)は下から上まで7倍。右目盛(NYダウ)は同14.8倍。両者は連動していても、上昇率は2倍以上違う。

上のグラフで、乖離しているところがある。これは為替レートで説明がつく。

ここから先は

410字 / 8画像

技術的な理由で作成した過去の相場記事の倉庫です。購入はできますが、販売を目的としていません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?