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115 米 新規失業保険申請件数 Philly Fed index 景気は弱いが、雇用・価格は堅調

2022年12月の住宅着工件数は1.4%減の年率138万2000戸。
将来の建設を示す建設許可件数は1.6%減の年率133万戸。
住宅市場の後退は23年も続きそうだ。

新規失業申請件数は、前週の20万5千件から19万件に減少。
非常に低い。それだけ雇用市場がタイトだということだ。

新規失業保険申請件数は、フィット率は必ずしも良くないが、非農業部門雇用者前月比増加数で45万人に相当。雇用市場が非常に強いことを示唆。つまり、賃金上昇率にも上昇圧力がかかっており、ひいては物価上昇圧力にもつながる。利上げが続きそうということだ。

1月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数は、12月の-13.8から-8.9と小幅に改善した。
といっても、ISM指数の47程度に相当し、リセッションレベルに近い。

6か月後の見通しは悲惨。

見通し指数だけで見ると、

勿論、特徴は、これだけ景況指数は落ち込んでいるのに、価格指数は過去の平均値よりもまだ高いということだ。

非常に期間が長くて見ずらいが、FRBは70年代の状況を参考にしていると言っているので、そこまで延ばすと長くなる。74年のように、価格指数は一度落ち込むが、その後再度拡大した二の舞を恐れている。


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