見出し画像

136 商品相場 と 米株価、豪ドル相場

商品相場(ベースメタル相場)は世界景気を反映する。つまり、商品相場(ベースメタル相場)は世界経済のプロキシだ。
商品と言っても、ロシアやOPECなどに左右される原油相場や天候によって左右される農産物、景気とは無関係な需要がある貴金属を含まないベースメタル(銅やアルミなど)相場が世界景気を計るのに適当だ。
参照 ドクター・カッパーは何を診る? | 日本経済新聞

今回は、そのコモディティー相場(ベースメタル相場)と米国株価、豪ドル相場の関係をチェックする。

(1)米株価(S&P500)と銅価格
19年夏頃からの連動は見事だ。米株はなんだかんだ言っても、結局、世界経済で決まっているのかと思う。

なお、上記では銅価格(ドクター・カッパー)を用いたが、Bloomberg Industrial Metals指数(aluminum, copper, nickel and zinc.で構成)のようなベースメタル指数でも同様である。

ちなみに、日本株との関係は

(2)豪ドル相場と銅価格
資源国である豪州の為替相場は商品価格の影響を受けやすい。
21年春に豪ドル相場と銅価格相場は大きく乖離した。
ただし、1か月後には新しい形で両者の連動性が始まっている。
豪ドル相場にとっては、時折おきる両者のギャップと商品相場(=世界景気)の動きが重要である。世界景気は2大機関車(米国と中国経済)の動向に注目である。

いいなと思ったら応援しよう!