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113 2023/01/18 米国市場 景気減速

米国で、
■鉱工業生産(実質値):12月に0.7%減少。2021年9月以来最大の月間減少
米鉱工業生産、12月製造業は1.3%低下 予想以上の落ち込みに | ロイター
■小売売上高:12月の小売売上高は1.1%減少。
米小売売上高、12月1.1%減 インフレで年末商戦不振: 日本経済新聞

ISM指数など、ソフトデータ(景況感)では示されていたが、ハードデータ(鉱工業生産のような経済活動の実指数)でも確認されるようになってきた。

グラフの小売売上高は実質である。米商務省が発表する名目値を実質化。
鉱工業生産(実質値)と実質小売売上高から実質GDP前期比年率成長率を推計すると、12月は▲0.76%となる。10-12月では+0.78%。

■生産者物価:12月に0.5%下落。コロナウイルスのパンデミックが始まった2020年4月以来最大の下落。インフレは依然として高いものの、緩和され始めた。

■FRBのベージュブックは、米国の経済活動が過去6週間でわずかに増加またはわずかに減少したことを示した。今後数か月間、ほとんど成長が見られないと予想。物価の伸びは今後1年に一段と鈍化するとの見通しが示された。 米経済「成長の見込み薄」 地区連銀報告、採用難は続く: 日本経済新聞

それでも、セントルイス連銀のジェームズ・ブラード総裁は、5%を超えるまでFFレートの引き上げを「失速」させるべきではないと述べた。 
セントルイス連銀総裁、23年中は引き締め寄りの政策維持する必要
クリーブランド連銀のロレッタ・メスター総裁は、さらなる利上げが必要であることを認めた。
メスター総裁、利上げでインフレは鈍化も追加の行動必要- Bloomberg

米国株価指数は大幅に下落。
S&P500 SPXは62.11・1.6%安の3,928.86。
ダウ工業株30種平均は613.89・1.8%下落し、33,296.96。
ナスダック総合指数は138.10ポイント・1.2%下落し、10,957.01。
前日に引き続いてダウが弱い。

これまでは、利上げによるメガキャップテクストックス(時価総額の大きなテクノロジー企業)の高PERの修正で株価は下げ、その後、インフレの緩和によりFRBの金融引き締めサイクルの積極性が低下して株価は持ち直していたが、今は業績悪化による株価下落を感じる。


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