最善解を掴む

■1.最善解(さいぜんかい)


これから皆さんは
多くの決断やチャレンジ・選択と接していきます。


その事を想像すると
様々な不安や疑問が湧くと思うのです。


・こんな時はどうしたらいいんだろう?

・こんな状況をどう改善したらいいんだろう?

・これをいうべきか?
 褒めるべきか?

・こっちが正解か?
 あっちが正解か?

・やらないのがベストか?
 いや、逃げてるんじゃないか?


・・・・


などなど、、、


実際にシミュレーションしたり
考えれば考えるほど
疑問は増えていくはずです。



その疑問の答えには『正解』はありません。


これで完璧!!!


なんていう
パーフェクトな回答は存在しないのです。



これは
ちょっと考えてみれば分かることです。



100人のトップアスリート
と呼ばれる人たちがいて
その人たちが1人の生徒を同時に
指導している場面を
想像してみてください。



100人が100人とも
全く同じアプローチを
することなんてあり得るでしょうか???



あり得ませんよね。


機械じゃないんですから、、、




私たちは生身の人間です。


そして当然ですが、
対峙する問題も同じ問題でも
あなたとその問題との関わりは
千差万別です。



誰一人として

全く同じ過去を持っていて
全く同じ課題を持っていて
全く同じ夢や目標を持っていて
全く同じ状況(現状)を持っている

なんてことはあり得ません。



しかも100人のうち、
誰のアプローチが最も良かったのか?
という正解を知る術は存在しません。


それをやろうと思えば
時間を巻き戻して100通りのアプローチを
全て検証する以外に
証明する方法はないのですから、、、



つまり、『正解はない』のです。



では
正解が存在しないなら何が存在するのか?



それは・・・



最善解



なんですね。



最善解とは、


『それが最も正解に近いであろうと
 想像できるもの』


と、定義することが出来ます。



つまり、私自身として
クライアントに対するアプローチに
関しては正解は存在せず
最善解が存在すると考えるのです。



私たちはクライアントや見込客を前にして
常に『最善解』を探し続けるのです。


そして、導き出したアプローチを
自信を持って施していく他にないのです。



私たちは学校教育の弊害によって


正解があるものだ


と、どこか無意識で信じています。



これを信じていると
正解を知らない自分
と出会ってしまいます。


正解を知らない
と信じている自分が居ることを
自分が知っているので
自ずと『自信』が下がります。



問題と対峙している時に

・これでいいのかな?

・自分がやっていることは
 間違ってるんじゃないかな?



なんて質問が無意識で発生してしまうと
自信が揺らぎます。



その、自信が揺らいでいる『状態』は
目の前の問題解決に
間違いなく伝わります。


それが人であれば、必ず。


100%伝わると思っておいた方が健全です。



不安に満ち、自信のないプロのトレーナーを
雇いたいと思う人がいるでしょうか???


伝わるかな?

このことを理解できますか???


できなければ何度も
繰り返し読んでくださいね!



この、


正解は無い、あるのは最善解である


という
『前提』を理解する事はとても重要です。


是非、腑に落としてみて下さいね!


参照枠という投稿も合わせて
参考にしてみてください。