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リスキリングとプロティアン・キャリアの関係

キャリアコーチング、キャリアコンサルタントの江畑です。

リスキリング、リカレント教育(MBA・専門職大学・高度IT人材育成「経産省第四次産業革命スキル習得講座」etc.)のトレーニング前の面談者とカウンセリングを行っています。その中で、共通して意識されていると感じられることは、キャリアに対する価値観が自己成長であり仕事への満足感を強く意識されていることがあげられと思います。

社内での与えられた職務や業務だけでは、自己成長は、おぼつかないし、キャリアデザイン、キャリアプランは描けないという想いを聞くことが増えています。

産業構造の大きな変化、又終身雇用制度の崩壊など企業内での自己キャリアに対しての危機感=大きな不安があって、自律的にキャリアを考えることの大切さを身をもって感じられていることがわかります。

クライアントの方の想いは、プロティアン・キャリア(ボストン大学:ダグラス・ホール提唱)というキャリア理論を理解することで、クライアント自らが、現在から将来へのキャリアプランニング(キャリアデザイン)を体現できるものになると考えます。

従来的キャリアとプロティアン・キャリアの違いのポイント

従来的キャリア(組織内キャリア)
組織(企業内キャリアパス)が主体
組織での成功・・・地位昇進、給料、組織コミットメント

プロティアン・キャリア(自律的キャリア)
個人(ビジネスパーソン)が主体
個人の価値観・・・心理的成功と満足感、充実感、自由、自己成長、専門的コミットメント

まさに、個人の価値観に基づいてのキャリアを形成するための自己成長、専門的コミットメントを獲得するためには、最新のリスキリングが必須であるのではないでしょうか。

これからの若いビジネスパーソンは、各自各々がアイデンティティ(自分らしさ)を明確にする自己理解を内省した上で、大切にしたい価値観を見出し、組織に頼ることなく、プロティアン・キャリアの考えに基づいたキャリアデザインを設計することが欠かせないのでないかと考えます。

自己成長自己の価値観にフォーカスしたキャリアデザイン(キャリアプランニング)設計で不安感の解消を進めましょう。