今治と岐阜とゼムノビッチ監督と
Jリーグの2020シーズンの日程が発表された。
FC今治のJデビュー戦は6/27(土)
相手はFC岐阜。
FC岐阜といえば今季J3へ降格してきたチーム。
昨季はJ2で序盤戦から下位に低迷し、元FC今治スタッフの大木武監督を途中解任。その後チームの指揮を元カマタマーレ讃岐の"残留請負人”北野誠監督に託すも、残念ながら残留に失敗。その北野監督もシーズン終了後、契約満了で退任。
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https://twitter.com/fcgifuDREAM/status/1199856078621536257
そして今季より新監督に迎えられたのが、ゼムノビッチ・ズドラブコ氏である。
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セルビア(旧ユーゴスラビア)出身の66歳。もう四半世紀もの間この国でサッカーに携わり、ご本人曰く「3分の1日本人」なんだそう。
過去にはJ1清水エスパルスのコーチ・監督を務めた経験を持ち、こちらもFC今治OB・市川大祐選手らを育て上げ、チームを天皇杯優勝・ゼロックススーパーカップ優勝・AFCチャンピオンズリーグ出場などに導く。
また旧ユーゴ時代には、あのイビチャ・オシム氏が率いたパルチザン・ベオグラードのサテライトチーム・FKテレオプティックを指揮。
オシムさんといえば言わずもがな。元日本代表監督であり、その在任中に突然の病に倒れ、後を継ぐ形で発足したのが第二次岡田JAPANであり、チームは2010年南アフリカW杯ベスト16の成績を収め、その最後の試合に出場していたのが現FC今治・駒野友一選手である。
話をゼムノビッチ監督に戻す。
直近では2016~2018の3年間、関東リーグ1部・VONDS市原にて監督を務め、1年間の充電期間を経て監督業復帰の今季。久しぶりのJの舞台でどんなサッカーを披露するのか。
その初戦の相手がJリーグデビュー戦を迎えるFC今治とは、非常に楽しみである。
このように、サッカーとは、目の前で繰り広げられるゲームそのものも勿論、純粋に楽しめるものであるが、その裏にある人間模様であるとか、人や組織の繋がり、絆など、まさに岡田オーナーの言うところの「目に見えない資本」に思いを巡らせながら観戦するのも、また楽しみ方のひとつではないかと思う。
まずはリモートマッチや超厳戒態勢下での試合が暫くは続くとみられるJリーグ。
今までの賑やかなスタジアムではなく静かなスタジアムで、あるいは自宅などで、まったり観戦する機会も増えるだろう。
これを機に、今までとはちょっとだけ違う視点からサッカーを観てみる。
いかがだろうか。
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