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私が福山シティFCを支援する理由

私たちは現在、クラブ創設以来「最大の危機」に直面しています。


と言われても、「身の丈」という言葉を引っ張り出してきて、突っぱねたと思う。平時なら。

しかし、今回私は福山シティFCを支援させていただく事にした。

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彼らがJリーグ入りを目指しているからではない。FC今治との「しまなみダービー」が見たいからでもない。好きな選手がいるとか、彼らのプレーが好きとか、そういうのでもない。

私が彼らを支持するのは、彼らが地元福山市の力になりたい、コロナ禍で苦しむ企業を支えたい、という行動を見せてくれたからだ。


2020年4月10日、彼らは今年の第一弾グッズ売上げを、地元企業へ全額寄付することを発表した。

https://fukuyama-city.com/1270/


皆さんご存知のとおり、サッカークラブの三大収入源は「チケット収入」「スポンサー収入」「グッズ収入」だと言われている。

「チケット収入」「スポンサー収入」がコロナ禍によって全く不透明となり、多くのクラブがせめて「グッズ収入」だけは確保しようと躍起になるなかで、彼らはその貴重な収入源を手放してでも、これまで自分たちを支えてくれた地元企業を今度は自分たちが支えるための行動を起こした。

実際にどれだけの売上げがあり、寄付されたのかは知らない。けどそれは重要ではない。彼らが地元福山市の力になるために行動した事それ自体が重要なのである。

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私は常々、サッカークラブの存在意義とは、その街にサッカークラブがあることで(サッカーに興味がない人も含め)地域の人々の暮らしが豊かになる事でなければならないと考えている。

サッカークラブは、地域に応援してもらうために地域貢献活動をするのではない。常日頃からいかに地域に貢献するかを念頭において活動していれば、自ずと地域にとってサッカークラブが無くてはならない存在になり、「応援お願いします!」なんて言わなくても勝手に応援してくれるはずだ。

その点においては、福山シティFCというクラブは、ちゃんと分かっていると思うし、実際そのように行動している(今回のプロジェクトの説明文にも「Jリーグに参入することがゴールではなく、スポーツを通じて福山を活性化させることを目的にこれまで活動を続けています。」と明記してある)。

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そもそも今回のプロジェクトは、スポンサーになってくれる予定だった企業がコロナ禍によって撤退してしまったことに端を発している。

なぜ撤退したか?については、福山シティFCが広島県1部リーグというマイナーリーグに所属しているからではない。リブランディングによりクラブが生まれ変わったのが2019年11月18日。たった半年前である。実績をつくり、信頼を得るための時間が短かすぎたのが原因だと、私は考える。

https://note.com/fukuyamacityfc/n/n64199aa63d0d

本来ならば、今度は地元企業が福山シティFCを支える番だ!と言いたいところであるが、このコロナ禍である。未だ経営が苦しい企業も多いであろうし、先行きへの大きな不安を抱くのは、皆同じだと思う。福山市や広島県内の企業を責める気には、私はなれない。

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ならば、誰がこのクラブを支えるか?

それは、このクラブを無くしてはいけないと思う一人ひとりが、支える時だと思う。

私も、福山シティFCを無くしてはならないと思う者の一人として、本当に微力ではあるが支援させていただいた。

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このプロジェクトが成功し、福山シティFCが一命を取り留め、そして地元企業の皆さんや福山市に賑わいや活力が戻ったら。

その時はどうか福山シティFCを全力で支えてあげて欲しい。

地元福山市が苦しんでいる時、彼らは自らの身を切って、地域を支えようとしたのだから。


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#福山シティFC #ONEFUKUYAMA #NOFOOTBALL



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