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ギックリ腰 vs トイレ

※※卑猥な表現が多少ございますので、お読みになる方はご注意下さい※※

ある日突然ですが、自宅前2mのところで

自分「車洗った片付けしないとなー、ヨイショッ… あ!」

正体不明「どうも初めましてギックリ腰です。突然お邪魔します。」

自分「あ〝ぁーっ!!」

ギックリ腰「すいませんね、突然やって来ちゃって!フフフ」

自分「あ、、(痛すぎて声も出ない…)」

ギックリ腰「大体みんなそんな反応なんですよね〜突然来ただけなのに、そんな対応ないよねーキョウザメー」

ギックリ腰「さて今回のキミはどうするか見ものですな」

自分「(家には入らなければ…)」

激痛で動きが取れない自分と戦いながら

  1. 玄関インまで、30分…

  2. 靴を脱ぐ、10分

  3. 部屋にたどり着く、10分

現場から部屋までの距離5mほど
そのまま倒れ込み、安全地帯でその体制のまま凝固
何という激しい痛み!
自分がMなら何という興奮をと訳の分からないことを想像しつつ1時間経過…

これ体験して生き残った人は勇者と言われてもいいのではと思いつつ、とりあえずはグーグル先生に対処方法をと…検索。

結果、痛みが引くまでは安静にという個人的結論。

自分「ふぅ、このまま寝ようかとりあえず。」
自分「寝返り痛くてしにくいけど我慢我慢」

ギックリ腰「いいのかな〜ほんとにそのまま寝てもいいのかな〜?」

自分「ん?そういえば、トイレに行きたいような気が...」

ギックリ腰「そう!それ!皆が初めは気付いて無い最大の試練!君はどんな滑稽な姿を見せてくれるのかなー フフフ」

自分「どうにかっ!動かなきゃ!」
自分「逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!」
自分「四つん這いに...あ〝っ!」
自分「ぐぐぐっっ!(痛い)」

ギックリ腰「大体みんなそれ挑戦するよねー!それ行ける人、このタイミングで多分30%ぐらいかな?」
ギックリ腰「次はどうするんだろ ワクワク」

自分「腕の腕力で棚とか使って這い上がれ!おれ!」
自分「あ〝ーーーーー!」
自分「背骨に少しでも体重が乗るともうラメぇぇぇ」

ギックリ腰「もうこれで心も折れたか…逃げるのか?キミは逃げちゃうのか?膀胱炎になるぞー。ハッハッハ」

格闘する事2時間…

自分「(もうダメだ…もうダメだ…俺はダメだ)」
自分「!?」
自分「目の前にあるのは…ティッシュの箱とゴミ箱…」
自分「オムツの原理は、水分の吸収と漏れ防止」
自分「これだ!」

ジョボxxxxxxxxxxxxxxxx ※放送禁止

自分「はぁ、良かったぁとりあえずの難問はクリア!」

ギックリ腰「そんな…体制で…ティッシュの箱に…あんなことをするなんて!…卑猥過ぎる!ブハッ」

今日のところはとりあえずこれで就寝

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起床 9:00 

自分「うん?もぞもぞ、腰が痛く...イタッ!」
自分「まだまだ痛いな」

ギックリ腰「おはよう、今日も盛大に悶えてくれたまえ」

自分「今日こそはトイレに行かねば、立ち上がりさえ出来れば、便座に座れるはず」
自分「横向きから、ひじで体を起こして、イタッ!」
自分「まだ痛いなーそうだ!昨日調べておいたストレッチ」

ギックリ腰「なんだ!それは!」

うつ伏せから少しずつ行けるところまで上半身を起こしてキープ。

仰向けでひざを胸に引っ張り、右へ左へ

自分「イタタ、でもやり続けなければ座ることも出来ないし」

ギックリ腰「やめろー!そんな無駄な抵抗やめろー」

…2時間経過

ギックリ腰「ハァハァ…なかなか頑張るなキミ」
ギックリ腰「俺の力を削ぐつもりだな!」
ギックリ腰「そんなことするなら、こうしてやる!」

自分「そろそろ休憩しよ…バン!」
自分「あ!なんでや、なんで勝手に逝ってしもたんやー!!」

ベッドから携帯が、イケナイ角度で落下…

ギックリ腰「へっへー、壊れたか?壊れたか?」

ベッドの上から恐る恐る覗き見ると…

自分「ふぅ、よかったぁー逝ったの保護ガラスだけだった」
自分「携帯拾えないけど、まぁ生きててくれて良かった」

ギックリ腰「くっ!無事だったか」
ギックリ腰「じゃあ次はこれだ!」

自分「あっ!突然に...」
自分「トイレ、、、」
自分「またまた、ちょっとゴミ箱様にお世話になります…」
自分「お母さん、ごめんなさい!こんな息子をお許し下さい。」

ギックリ腰「またそれかー!」

ジョボxxxxxxxxxxxxxxxx ※放送禁止

自分「今回は使えるティッシュの箱が無かったから、仕方ないよね」

ギックリ腰「俺の寿命も短くなってきたかも?」

そして、ゴロゴロしてストレッチをしばらく続け

4時間経過

そろそろ、再挑戦!
自分「気合を入れてゆっくりと行こう」
自分「うつ伏せからの四つん這いに…なれた!」
自分「ここから正座に…なれた!」
自分「そこからまっすぐ立ち上がる…出来た!」

このままゆっくりトイレまですり足で10分をかけ無事到着。

自分「便座に座る時も背骨をまっすぐに、そーっと」

ジャー!

ギックリ腰「もうダメだ。。体力が...」

自分「やっっっっっとできた!」
自分「なんという感動!嬉しすぎる!どんなに欲しいものを手に入れれても、この嬉しさには叶わない」

自分「さぁ、帰ろう」
自分「ゆっくり、まっすぐ立ち上がってー、トイレを流すレバーは届かないので放置!」

また5分かけてベッドに到着、最後に寝転ぶ時に激痛があったものの生還!!

ギックリ腰「もう好きにして!」
ギックリ腰「また来てやるからな!」
ギックリ腰「覚えてろよー!」
ギックリ腰「俺は忘れてるけどな」

この戦いは私の勝利でした!!
ただ、空腹でしたが、ご飯を用意する力はない為、2日ほど飲み物で過ごしました。

【END】

水分の取りなさすぎは危険ですが、取りすぎもこの時には命取りになりそうですね。

ベッド横に小型冷蔵庫はみなさん必須ですよ。
後日痛みが和らいでから病院に行って来ましたが、特に炎症以外見つからなかった私でした。

ギックリ腰になった皆様、ご無事に回復されることを願います。

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