11月9日(土) 布団の上で 猫の病気
しばらく日記を休んでいた。書く気になれなかったからだ。
三連休明けの火曜、飼っている猫の調子が悪くて病院へ連れて行った。
血液検査の結果が悪く、伝えられたのは、猫伝染性腹膜炎の可能性があるということだった。
全然その病気について知らなかったけど、猫にとっての不治の病と言われているらしく、発症すると治らないとのこと。
早くて3日で亡くなってしまう子もいると言われた。
コロナウイルスに関連する病気なので、最近研究が進んで治療薬があるけど高額だということ。
それらを獣医さんが言葉を選んで伝えてくれた。
言われた時には、まだ理解が追い付かず、話を聞くことしかできなかった。獣医さんの方が辛そうな顔をしていたと思う。
家で家族に今の状態を、自分の言葉で伝えなければいけないときに、涙が流れて中々話すことができなかった。
言葉にするってこんなにも辛かったのかと思った。
月並だけれど、なんでこの子なんだろうと思った。
でも、入院して点滴治療をしたらご飯が食べられるようになって、元気になってきた。
ウイルスの抗体検査の結果はグレーゾーンで、まだその不治の病の可能性はある。
けど、余命3日ということはなさそうな様子で、元気にしている。
今日は退院の日だった。
久しぶりに家に帰ってきた猫はのびのびとしていて、ゴロゴロと喉を鳴らして嬉しそうだった。
何かしらの病気であることは変わらないので、もしかしたら普通の猫の寿命より短いかもしれない。
もうあっという間に6歳なのだ。
そういえば、近頃は猫に対しての扱いが雑だったから、よくないことが起きたのかもしれない。
どれくらい生きられるかわからないからこそ、もっと猫に対して優しく、一緒に生きていきたいと思った。
今も足元で寝ている。