勝つのは愛か、、、マッドか。。。
A
数年前からマイリストにあった作品をやっと見る事ができました。過去の自分の感性に狂いはなかったことを再確認出来ました。電車の中の視聴でしたが作品に大のめり込みでした。
感想
介護×ロボットの互いに素な組み合わせ。かなり異質で変な組み合わせではあったが”ちゃんとしていた”。来る高齢化社会に向けての布石としての『Zプロジェクト』を推し進める寺田とそれに対して忸怩たる思いを抱える晴子の2人はそれぞれの信念がぶつかって物語がより野太いものになっていった。この物語は晴子視点で描かれており、どちらかというと寺田はヴィランになる。しかし、寺田視点で物語を描くと晴子は同意形成は作ったのにごちゃごちゃうるさくて妨害してくる家族でもなんでもない第三者になるのが味わい深い。この作品に善悪を語る意図は毛頭ないであろうがそれぞれの立ち場で主張がここまで変化することがくっきりとわかる。
最後はロボットが幅を効かしてるだけあってめちゃくちゃ大味な結末。気になる点としてエピローグのオチ。何がなんだかわからん。スッキリしたようなしてないような狐につままれたような感覚に近いのが玉に瑕
この物語のテーマとして扱われていた『高齢化社会』。この作品を視聴後は考えさせられるものがあった。現役世代に過剰な負荷がかかる昨今の高齢化社会に老人Zのようなロボットはどう迎えられるだろうか。
寺田、晴子両者の主張は理解できる。。。
この超高齢化社会。明確な答えが出ないまま時は進む。
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