ノブレスオブリージュ。エデンが永遠に救いたらんことを
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パソコンが完全にお釈迦になっていました。QOLがびっくりするぐらいに転落していました。前回の記事更新が9日ですが遠い昔のように感じます。とはいえ、新たなパソコンでレビューを進めていきます。文字変換のセンスがまだ自分をインストールできてないのでお釈迦になったあいつがもう恋しいです。今回は不朽の名作です。実を言うと3年前に視聴していましたがDアニメに配信されてるのを見てしまったら見てしまう。そして2回目もめちゃくちゃおもろい。何回見てもおもしろい作品は面白いです。
感想
2009年放送の作品ですが、日本全体に漂う閉塞感に似た鬱滞した空気は今の令和にも通じるものがあったと思います。先見の明というか当時から変わらないまま時代が進んでしまっている方が正しい印象です。これ以上掘り下げるとポリティカルが加速しちゃうのでここまでにしておきます。この作品のスゴイところはそのような政治的メッセージを含ませているにも関わらず説教臭さを完全に消して、なんならガールミーツボーイなラブストーリーの味がしてしまいます。不朽の名作になるべくしてなっております。
きわめて個人的な話ですが、森美咲。どどどど好きです。あういうのっぺりしたキャラデザでちょっと陰気な行動的なヒロイン。かなり好き。そこそこの数をアニメを見てきていますが5本の指に入るレベルの上位。控えめに見えるヒロインが突然見せる大胆さ。果てしのない堪らん。最後の滝沢朗とのキスは角田にとってはがっつりノブリスオブリってる。果たすべき義務を果たしてくれて本当にありがとうございます。感謝しかない。
この作品の森美咲はサイレントマジョリティーの象徴として機能していると思います。やや言い過ぎかもしれませんが序盤は既定路線に対してネガティブな気持ちを持ちあわせているが行動の責任を負いたくない事なかれ主義なポジショントークはあまり好きではないですが、「今どきで他責」な若者に見えました。そんな森美咲にとっての滝沢朗は「王子様」であって「救い」だったのかもしれません。そして日本が滝沢朗という「王子様」を求めているのかもしれません。そして、物語を追うにつれて第三者目線から当事者になっていく森美咲は今この国に求められている変容なのかもしれません。。。言い過ぎかもしれませんが。
映画までやって完璧にたたんだ今作品。続編あっても良いですがここで終わらしとくのがセンスが良いです。とはいえ、まだ救いは必要な気もしてます。ジュイスがあればお願いしたいです。おそらく返事はわかります。
受理されました。ノブレス・オブリージュ
今後も傲慢なアニメオタクたらんことを