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海士町に関わる本
海士町への島流し(=研修)が決まってから、あまり時間はなかったけど、海士町について少し学んでみた。
受け入れ先の、"株式会社 風と土と" さんからは、「構えずに来てください」と言われたし、研修内容は敢えて事前に知らせない というスタンスではあったけど。
【僕たちは島で、未来を見ることにした】
今回訪問する、"風と土と" の前身となる "巡の環" が立ち上がり軌道に乗っていった経緯が書かれた本。
代表の阿部さんと信岡さんがトヨタを数年で辞め、海士町を入り込んで行った経緯が詳細に書かれている。
本を読む限りは、うまくいっているように見えたけど(きっと出版したときはそうだったんだろう)、他の記事などを読むと、その後色々あって、いまの "風と土と" になっている様子。
そのあたりのストーリーは、島に渡ったら阿部さんご本人に伺ってみよう。
【未来を変えた 島の学校】
海士町(中之島)唯一の高校 "島前高校"が、廃校の危機から2クラス制にできるまで盛り返していったストーリー。
学校って、「教育機能」を提供する施設としか思っていなかったけど、地域においてはそれ以上に意味のある存在だということがよくわかった。
特に過疎地域においては、あるかないかによって、人が流出してしまうかを決定づけてしまう、それくらい大切なもの。場所。
『この島には、危機感はあるが、悲壮感はない』
このフレーズが一番印象に残ってる。
【別冊 ソトコト -関係人口入門-】
居住人口でもなく、観光人口でもなく、関係人口。
地域復興を掲げるとき、地方の側からは、「移住するのか?」が問われることが多いという。
復興のブームに乗って来ても、引っ掻き回した挙げ句、去っていく。
そんな経験をした人たちは、覚悟と本気さを求めて 移住 をバロメータにしてしまうそうだ。
わからなくもない。でも逆の立場からすればかなりハードルが高い。
そんな「移住orNOT」ではない関わり方があるのでは? と提唱されているのが「関係人口」という考え方。
読んでみると、その地域について発信したり応援するだけでも、時折訪問するだけでもいいらしい。というか厳密な定義は無いらしい。
そんなふうに、地域と新しいカタチの「関係」を築いている事例が多数掲載されていた。
地方にどっぷり関わりながらも、敢えて、「地方に住まない」という選択をした方の事例などは興味深い。
【進化思考】
風と土と さんが出版事業を始めたらしく、その第一段となる書籍がこれ。
見た目のボリュームも中身もけっこう重めなので、まだチラっとしか読めてない。
【海士人】
海士町のガイドブック。これを見たらなんとなく島の雰囲気がわかってきた。
【ニッポンの嵐】
11年前に嵐が日本各地を訪問した内容をまとめた本。松本潤さんが海士町に行っていて、その様子が15ページくらいに渡って書かれている。
島や訪問のイメージが一番良くわかったかも。
【離島発生き残るための10の戦略】
海士町復興の立役者の一人であり、長期間にわたり町長を努めた山内さんの本。
残念ながら時間が足りずに読めず・・・!
おわりに
何も読む前よりは、ずいぶん島のイメージは湧いてきた。
でもまぁ、その場に行って人の会話することで得られることに比べたら、1/100にも満たないとも思う。
春らしい気温で過ごしやすい訪問になりそうだし、思う存分、体験・体感してこよう。