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Joji - Smithereens(2022)


Joji - Smithereens(2022)

Jojiの新譜を聴いてみた。3枚目になるらしい。

Jojiをまともに聴くのは初めてたが、彼との出会いは10年以上前になると思う。彼をはじめて知ったのはPink Guyとしての彼だった。英語も日本語もイケるヤバめなクレイジーオタクとして、謎の親近感と好意を抱いていた。例えば👇とか好きだったけど、あまりにも迷惑をかけてる感があるため、不快に思う人もいるだろう。

ぼくは彼を「自分の心のちょっと悪い部分が好む対象」として捉えていたため、Jojiとしてめっちゃ洒落た音楽を作っているという事実を知ったときから強い違和感(もしくは反感)を覚えており、何なら聴くのをちょっと避けていた。

けど評判は常にいいし、そういう少年時代の悪友的存在として、そろそろ同窓会してもいいか、などという感情もありつつ、新譜を聴いてみた。通して24分程度、という事実もサクッと聴けるため嬉しいし。

結果として普通にめっちゃいいアルバムだった・・・。全曲にSpotifyの♡を押してしまったくらいに。

シンプルな骨組みの上に空間が広がっているという点で、Taylor SwiftのMidnightsと類似性を感じるが、全然JojiのSmithereensの方が好みだ。

例えば、より温度や湿度の低さを感じるサウンドに仕上がっている点。1曲目などの、内省的で感傷的なサウンドによって、部屋の中で一人で思いを巡らせているような感覚に陥る感じが、レディへやJames Blakeを聴いているときと似ていて好みだ。

アルバム通してサウンドは統一されているが細かい芸の違いで楽しませてくれる。二番目に人気曲?である3曲目は、ドラムやシンベのゆったりとして且つ推進力のあるグルーヴが癖になる。この曲に限らないが、Hotline MiamiというゲームのBGMに似た質感がある。聴き比べるとサウンドは結構違うけど受ける印象は不思議と似ている。

一番いいなーと思った曲は👇で、シンセの音がおもしろかっこいい。ビートも多少トラップを思わせるようでノリやすいし、この曲も少しHotline Miamiを感じる。


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