【同調行動】バズるいいね👍の心理(NewsPicks)
最近不思議に思ってることがある。
SNSにおける『いいね👍』の連鎖についてだ。
つまり『バズる』ことだ。
それを説明するには、私が何のSNSを使い、どんな場面で不思議に思ってるかを話したい。
私はNewsPicks(以下、NP)というアプリを毎日使っている。
時事や経済などのニュースが即時に掲載され、記事に対しての意見を誰でも投稿できるニュース系SNSアプリだ。(芸能ニュースは基本ない)
利用者は400万人以上いる。
投稿者はPickerと呼ばれ、バラエティに富む。
プロPickerは、ホリエモンやジャーナリストの田原総一朗氏、元東京都知事の猪瀬直樹氏など壮々たる顔ぶれだ。
プロPickerじゃなくても、社長・医者・弁護士・教授・タレント・無職・引きこもりなど、様々な人たちが持論をコメントしている。
サラリーマンや学生も多く、私も銀行員の肩書きで参加してる。
Twitterと同じようにコメントができ、いいね👍とフォロー機能があるのもTwitterと同じだ。
但し、利用者のほとんどは実名でアカウント登録しているのが、決定的な違いだ。
任意ではあるが、自分の職業を公開してる人も多い。
これは節度あるコメントを担保するため、運営側が決めた措置だろう。
その結果、コメント欄に論理的ではない悪口や誹謗中傷はほとんど見られない。
さて、ここからが本題だ。
NPでバズる定義(私の勝手な判断)は、『コメントにいいね👍が100以上集まった時』と思っている。
バズる時は、いくつかパターンがある。
①インフルエンサー級の著名人がコメントする
これはホリエモンが分かりやすい。彼のコメントは殆どが一文だ。にも関わらず、いいね👍が凄く付く。
理由はフォロワーの数の多さだ。
(ホリエモンのフォロワー数は57万人以上)
ファンは彼の言動に注意を払い、コメントにはすかさずいいね👍を押す。
②コメントの付加価値が高い
専門家が記事を丁寧に解説したり、反論するケースだ。読み手である一般人が『なるほど』などの共感や『凄い!』などの驚き、『わかりやすい』と腑に落ちた場合にいいね👍される。
(どうでもいいが、私はこれで勝負している笑)
③国や制度などに対する批判
多くの人々の怒りの感情に乗っかり、『間違ってるよ!』と声を荒げるコメントだ。
最近では韓国関連のニュースがいい例だ。
『悪いのは韓国だ』のコメントは非常に支持を集めやすい。
私が不思議に思うのは、どう見ても付加価値のないコメントにも一回いいね👍が100を超えると、爆発的にいいね👍が連鎖していくことだ。
まるで行列のできるラーメン屋に人々が群がっていくかのようだ。
ラーメンが美味しくなくても、この現象は起こる。
何故、行列ができるのか?
これは心理学で『同調行動』と呼ばれる。
同調行動とは『人には他の人がやっていることと同じことをしたい』心理のことだ。
ラーメンにとっての『味』は、コメントにとっての『付加価値』と同じだ。
つまり人にはコメントに対する付加価値には関係なく、みんながいいね👍を押してるから自分も押してしまう習性がある、と考えれば納得がいく。
極論になるが、バズるにロジックなど無いのだ。
人の同調行動がいいね👍、果てはトレンドを生み出している。
私はバズることを否定はしない。
流行に乗ることは、人々の心理を知ることだからだ。
ただ『何故バズってるか』を疑問に思わないと、実は不味いラーメンを何も考えずに食べるのと同じになってしまうことに気をつけたい。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
NPをやると、知識が大幅に増えます。
興味がある方は、是非始めてみてくださいね。
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