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野球の想い出(少年野球)

僕が野球を始めたのは、小学校3年生の4月3日。

始めたきっかけは、当時1番仲の良かった友だちが野球をしていたからです。

この友だちがもしサッカーをしていたら、僕はサッカーをしていただろうと思います。

小学校1年生のときに友だちと同じ体操教室にも通いましたが、1年ほどで辞めてしまいました。

当時、母親に「もう精一杯やったから辞めたい」と伝えると、「オリンピック選手か!」と言われたことを思い出します。

右投左打として野球人生を始めるのですが、僕は生まれた時から左利き。
親戚と初めて野球をしたときに持たされたグローブが右投げ用で、知らぬ間に右投げになっておりました。

そして、僕にとって初めてのチームは、尼崎市を中心に活動しているスリーエフクラブでした。

体験入団のときに、初打席でランニングホームランを打ち(正確にはエラーが絡んでいますが...笑)、野球楽しい!!ってなったのを覚えています。

4年生からは上の学年に混ざって活動することが増えたのですが、メンタルの弱かった僕は上の学年に呼ばれる度に、お腹が痛くなってました。

車酔いも酷く、振り返るとまともに試合を戦えたことは少なかったように思います。

僕が5年生の時の6年生は比較的強い代で、優勝争いをすることも多く、本気で勝つ喜び、そして負ける悔しさをめちゃくちゃ学びました。試合に負けて泣いた回数は小学校の頃がダントツで多いです。

それに加えて、とても素敵な先輩だらけだったので一緒に卒団をしたいと思うほど充実した小学校5年生でした。

そうした経験もあって6年生では主将を任され、人前に立ちたくない僕にとっては本当に試練でした。

自分が悪いプレーをしていなくても、チームが負けると「この状況をどうするんだ?」と監督から言われることに対して、「なんでそんなこと言われないとあかんねん」と当時の自分は思ってしまってました。

主将という役職である以上、言われることは当然だと、今ならよくわかります。

そんなこともあり、小学校6年生のときは野球に行くことが好きになれず、行くのが嫌で休んでしまったこともあります。

そんな初の主将業ついて、卒団式でコーチからは下記のように評価をしていただいています。

「スリーエフクラブ第27代目のキャプテンです。もちろん練習内容は指示しますが、「もっとこうしろ」とか「声出せ」とか相手を叱咤するような言葉はあまりかけません。どちらかというと「俺はこうするから、みんな見てついてきてくれ」というタイプで、いかにもキャプテンですというキャプテンにはなりたくなく、できるだけ表に出ないようにしてました。

もちろん、基礎的な運動能力は抜群で、走攻守のそろった選手です。どこでも守れるオールラウンドのプレーヤーですが、特にセンターの守備範囲は広く、縦横無尽に外野を走り回っていて、無くてはならない存在となりました。打つほうでも打率は3割を超え首位打者で、選球限もよく出塁率は5割に達しています。フォアボールでも相手エラーでも出塁すると、盗塁で二塁打、三塁打となり、一気に得点のチャンスとなります。終盤は1番を打つことが多く、文字通りのリードオフマンです。

でも最初からそんなにうまかったわけではありません。運動能力はあるけど野球のセンスは無いほうだったかもしれません。その君がここまできたのも、君の努力の賜物です。ただ、本人にとっては、肩の筋肉を痛めて、全試合出れなかったのは悔しいことだったかもしれません。

今、卒団を迎えて、振り返ると、18人を一つに束ねて自分のカラーを出すのではなく、各々の個性を大切にして18色のカラーにすることに主眼をおいた、素晴らしいキャプテンでした。」

僕は率先して頭を張るようなリーダーではなかったですが、ある意味それがみんなの個性を引き出すことに繋がってくれたようです。
(この頃から既に僕のリーダーとしての在り方が少し確立してる気がします)

この後、中学、高校、大学と全てで主将をすることになるとはですね。

僕が振り返って思うのは、この頃の習い事は楽しい!!ってなることが1番なんじゃないかなと。

もちろんチームとして勝ちにこだわることも1つですが、子どもの将来の可能性を最大限引き出すってことを考えると伸び伸びやるのが1番だと。

楽しいからこそ上手くなるし、もっとできるようになりたいって思うはずです。

緊張感が多すぎると、どうしても人の目を気にしてプレーしてしまい、本来の楽しさが感じられなくなると勿体ないなと思います。

野球に限らず、スポーツに関わるうえで、もっと自由に、自由な発想で上手くなっていくような環境が創れたら最高だなと考えてます!

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