男性育休取得のモヤモヤを晴らす
今朝、職場に4ヶ月ぶりに行き、2ヶ月後の復帰に向けた話をしました。
何をして過ごしてるの?
この言葉は、育休取得前にも。
何して過ごすの?
掃除して、朝ご飯を作って、離乳食をあげて、朝寝させて、昼ごはんを作って、子どもと遊んで、昼寝をさせて、晩ご飯を作って、離乳食をあげて、お風呂に入れて寝かしつける。毎日この循環を懸命にやる。
平日に妻がやってくれることを二人でやります。
こう答えたら、
ぼんやり間が空くのはなぜだろう。
ぼくもね、夏休みとかは子どもを連れて来て、ミルクあげながら仕事したよ。と、校長先生。
今は育休か。いい時代だねぇ。
なんて、言葉が聞こえてきそう。
このモヤモヤがある。きっと。
一人でできることを二人でやるんだあ。いいね。
って。
そしたら、
みんなが一人でやることを二人でやっていいの?
って、思っちゃうでしょ。
じゃあ、男性は育休を取れないよ。
ましてや、若手の層の人たちには難しい。
違う。違う。
二人で育児をする
これが当たり前になる社会をつくるためにも、僕らは育休を取るんだよ。
これまでの当たり前と
これからの当たり前は違う。
だから、今はモヤモヤするんだよね。
いつかはそのモヤモヤがなくなる。
その日のために、今は育休取ります!
って、力を込めて言わないとまだいけないだけ。
二人で育休を取ると、本当に楽しい。
疲れて、眠たくて、イライラしても、楽しい。
抱っこさせてって寝起きの子どもの取り合い。
ふと、どうぞっておもちゃを渡してくれる。
急にバイバーイって手を振ってくれる。
遠く離れた祖父母のところに長く滞在できる。
旅行にだって行ける。
お菓子を作ったり、ドラマを見たり、本を読んだり、趣味も楽しめる。
何よりも家族のことについてたくさん話せる。
僕ら新米父ちゃん母ちゃんは、急発進で親になる。そんな時に、少し足取りを緩める。
親ってなんだろう。
どんな家族でいたいんだろう。
そんな言葉を交わし合える時間。
こんな時間が、これから社会がより成熟していくためには必要なんじゃないかなって思う。
子どもをもつことで人生が豊かになる。
そういう考え方もあるんだと再確認できる。
子どもを持たない選択もいい。
結婚しない選択もいい。
そんな時代に、結婚→出産が幸せのカタチ。
なんて、傲慢な社会から先へ行くために。
子どもを育てることで自分の人生が窮屈になる。
そんなことを感じさせる社会の先へ進むために。
育児の喜びをゆっくり足踏みしながら味わう時間
男性の育休が増えていくと嬉しいなと思う。
育休取りたい方へ。
これまでの当たり前を生きてきた方にはあまり理解されなくても。
自分がこれからの当たり前をつくると思って。
勇気を出して話してみましょう。
社会の流れはもうそっちへ向かってる。
大丈夫。
本当に楽しいから。
大丈夫。
その間に誰かが自分の仕事を背負ってくれるとしても、その人も懸命に頑張ってくれる。
そのお礼は後々したらいい。
誰かが子育てをするときに自分が背負う覚悟を持てればいい。
自分の人生は自分でつくっていきましょう。