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「ボクといっしょに考えよう」小島よしお【読書感想】よしおピーヤに相談してみよう!

小島よしおさん好きです。

その彼が、小学生からのお悩みに相談にのる本ということで、読んでみた。

彼の言葉に「ピーヤ」というのがある。相談してくれたちびっこに親しみをこめてよびかけているのだ。うらモモちゃんからの相談なら、うらモモピーヤ。

人と比べるのを止めるという漢字を当てはめているそうだ。
「比止(ピーヤ)」というふうに。

いい言葉ですよね。響きも心地よいです。

小学生の悩み相談なのでおもしろおかしい内容なのかとおもいきや、人間関係の悩み、自分の欠点の克服法、なぜ勉強しないといけないのかという学問の本質、クラスでの不平等感、果ては天国と地獄の存在という壮大なテーマなど、人が社会の中で生きていく上での悩みを凝縮したちびっこ版だ。

いつの世も大人も子供も悩みは変わらないのだなあと思う。

そういった相談に丁寧にわかりやすく答えてくれる。読んでいるとなんか気持ちがいいなあと思ったことがある。

彼は最初に必ず、「相談する」という行動をおこしてくれたことにたいして感謝し、子供の悩みををいったん受けいれて共感してくれるのだ。

このステップだけでも、こどもは相談してよかったと感じることだろう。そして上から目線ではなく、同じ目線で考えてよしおピーヤの意見を述べ、最後に「・・・って、僕は思うんだけど、君はどうおもうかな?」というフレーズでしめくくられている。子供に再度考えてみてもらうということを促している。

優しいです。いい年をしたおばちゃんである私でも相談したくなるくらいだ。

そして時折はさんでくるよしおピーヤの子供の頃の体験談や、芸人になってからの体験談がこれまた面白い。よしおピーヤもまた、色々やらかしたりもまれたりして今があるのだなと感じる。

あと、地味に感動したのがページの片隅にのっているよしおピーヤの写真だ。

なんと、パラパラ漫画みたいになっていて、そこにはそんなの関係ねぇ!と海パン一丁で元気に動いているよしおピーヤがいるのだ。

小さなオッパッピー

「そんなの関係ねぇ!」

人生をやっていく上でのパワーワードです。


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