「恐怖の正体」【読書感想】読んでたらもっと怖くなった…
私は怖がりでビビリでチキンなので、世の中に怖いものがいっぱいあります。
ひまわりや、カエルの卵みたいに細かいものがびっしりと集まっている集合体。
高いところ。
人形。
虫。
誰もいない地下道。
夜、階段を上がる時の背後。
時計のゾロ目。
夜中に見る鏡。
夜の海。
圧迫感のある場所。
年末に送られてくる住宅ローンの残高証明書。
あげればキリがないです。
「恐怖の正体」しりたいですよね?
精神科医であり作家でもある著者が、科学的な分析を極力避けて、さまざまな切り口で見解を述べています。
著者は「恐怖」の定義を3要素あげています。
これをベースとして、実際にあった事件、小説、事故、映画などと絡めて考察されています。
学術的な本ではないので、私みたいな恐怖に対して好奇心のある人は面白く読めると思います。
恐怖の感じ方はひとそれぞれ。
なので、それを著者のように掘り下げて考えていくと、自分が感じている恐怖の向こうがわが見えるかもしれません。
それにしても、挙げられている小説や事故などがあまりにも恐怖で、夜一人で読んでいる時ゾワゾワして余計怖くなりました。私のようなビビリの人は昼間読むことをおすすめします。
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