咬む、吠える
【そらくん4歳】
①なんの要求かもわからず吠える
②吠えなくてもいいと伝えた後
③おりこうして待つ
④眠くなってきた🥱
そらくんはマルプーの4歳の男の子。
小さな頃からキャンキャン吠えるので
お父さんとお母さんは
頭を悩ませていたそうです。
トレーニングにも通い
リーダーウォークの練習を
お父さんもお母さんも一緒にされたり
そらくんが穏やかに落ち着いて
毎日過ごすことができるようにと
しつけ教室にも通ったそうです。
遊びに出かけた先の公園で
同じような犬種を連れた
飼い主さんから
『4歳くらいになれば落ち着くよ』
と言われたので
あともう少し、あともう少し
もう少ししたら落ち着く。
と、毎日呪文のように
そらくんが落ち着くのを
心待ちにしていました。
ところが
その気持ちとは裏腹に落ち着くどころか
何をしても吠える吠える・・・
私が伺う前も
お母さんからは
『とにかく吠えますから・・・』
とメッセージをいただいていました。
伺った時も、私の足元を
行ったり来たり
ギャンギャン吠える吠える。
吠えるだけ吠えたもらった後に
『吠えてはいけない』
と指示を出したら
咬もうとしたので
『咬んではいけない』
とも指示を出しました。
今までとにかく寝ても醒めても興奮して
ギャンギャン吠えていたので
興奮しないで穏やかに過ごすことが
どれだけ精神的にも
体にも負担がなく楽なことかを
伝えるために
私の足元でそらくんに座ってもらい
1時間ほどお父さんとお母さんに
お話を伺いました。
■何につけても吠えるとの事について■
『常に緊張、常に興奮』
の状態では、どんな小さな物音も
不安になり吠える。
なぜ
『常に緊張、常に興奮』
なのかと言うと
家族の皆さんと一緒にいても
指示をもらって動くことがないために
自分がどうするのかを
全て決めなければならない。
吠えれば家族の人達は
最終的に言いなりになってくれるので
とにかく吠えて
自分の思い通りにさせて
落ち着こうとする。
何があっても吠えなければ
ならなかったのはこういう理由からだと
思われるのです。
■お散歩は強制ではない
そらくんは
あんまり外が好きではないみたいなのに
お散歩に連れ出されることが
耐えられない。
犬=朝晩の散歩
という図式は捨ててもらって
行きたくないなら行かなくてもいい。
■お客様に吠え続けてお話もできない
お客様が来られるのが
予めわかっていたら
クレートで待機させる。
落ち着いて、お客様から
出してもいいよ。
と言ってもらえたら出す。
全てはその家のルールです。
ルールに従えば
犬たちは楽に穏やかに
暮らすことができます。
お母さんたちは
『せっかく楽しく暮らすために
我が家に来たのこれでは楽しくないし
一生そらにこの状態を続けさせると思ったら
もうどうしたらいいのかわからないです 』
と涙ぐまれていました。
前回も書きましたが
常に興奮と緊張していると
体はカチカチで本当に辛い。
それを毎日続けざるを得ない犬たちは
どれだけ辛いのかを理解してもらえないから
さらにテンション上がる→吠える
家族の方も
『もう、いい加減な吠えるのやめて!』
となりますし
犬も
『もういい加減に穏やかに暮らしたい』
と思っているはず。
簡単な
・犬を興奮させない方法
・興奮をおさめる方法
・普段の暮らしの注意点
1時間半くらいかけて
飼い主さんのお話もお聞きしながら
私もお話させていただきました。
その間に
ずっと私の前で静かに伏せて待っていた
そらくん。
『うちに来てからこんなに静かにしてたこと
なかったかもしれないです』
と飼い主さん。
興奮のスイッチをオフにすることで
犬はもちろん飼い主さんも
落ち着いて穏やかになり
みんながほっとして楽になります。
うちに連れてきていただくのもいいのですが
毎日暮らしている環境を
見せていただくこと。
テリトリーに
知らない人が来ることで感じる
『緊張と興奮』
は、匂いを嗅いで確認と認識したら
吠えなくても大丈夫だと伝えること。
みんな穏やかに暮らしたいです。
犬たちのギャン吠えを聞くために
犬たちを迎えたのではない。
そらくんの飼い主さんは
本当に悩まれていましたが
今回のそらくんの様子を見られて
希望が湧きました。
とおっしゃっていただきました。
しばらくの間月に1度伺って
飼い主さんのお話をお聞きするだけでも
飼い主さんの心が楽になり
飼い主さんが楽になることで
犬も楽になる。
その、幸せスパイラルをゴールとして
目指します。
そらくんのお父さんとお母さん
お疲れ様でした❤
来月もよろしくお願いいたします。
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