#42【アルバム紹介#27】🇺🇸 Jon Brion - Eternal Sunshine Of The Spotless Mind
良作揃いのアメリカ映画サントラを手がけている「Jon Brion」による「Eternal Sunshine Of The Spotless Mind」をご紹介します
2004年映画「Eternal Sunshine Of The Spotless Mind(エターナルサンシャイン)」は、鬼才ミシェル・ゴンドリーが監督、独特な感性を持つチャーリー・カウフマンが脚本、トゥルーマンショーを皮切りにコメディ俳優から演技派俳優となっていく転換期時期のジムキャリーが主演を務めます
とにかく切ない映画なのですが、特に海辺のシーンでは、切なさに拍車をかけるようにJon Brionの曲が悪目立ちせず躍動し映画に溶け込んでいくのがわかるかと思います
「Jon Brion」といえば、PTA初期作品のサントラも担当していて、「ハードエイト(1996年)」「マグノリア(1999年)」「パンチドランクラブ(2002年)」があり
「ハードエイト」と「マグノリア」の間には1999年にPTAによるMV「元恋人フィオナアップルのPaper Bag」でも間接的に共演しているのがわかるかと思います
「ハードエイト」のサントラに参加した経緯は不明ですが、「マグノリア」では、PTAと交友あるエイミーマンが劇中でsave meを歌っています(Jon Brionがプロデューサーとして参加)
PTAといえば、LAに所縁のある人を好む傾向にあって、PTAが担当したMV「HAIM - Summer Girl(三姉妹バンド)」があり
PTA最新作「リコリスピザ」では、HAIMのメンバーが俳優として出演しています
Jon Brionに話が戻り、2004年には、アメリカン・ハッスルで有名なデヴィッド・O・ラッセル監督作「ハッカビーズ」でサントラを担当します
月日は流れ、2008年には、エターナルサンシャインで共演した脚本家チャーリー・カウフマンが初監督を務める「脳内ニューヨーク」でサントラを担当しています(Little Personは名曲です。一般公募で歌手を探したとかだった気がします
のちに、コメディ俳優フィルウェレルが主演を務める、おバカ映画の俺たちシリーズで「俺たちステップ・ブラザース」「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!」でもサントラを担当します(この2作品はおバカシリーズの中でも面白いので是非)
ウィルウェレルといえば、米国長寿番組「サタデー・ナイト・ライブSNL(笑っていいとも!に風刺の効いた時事ネタを追加した番組)」で
主要キャストとして人気を博していた時期があり、そこから映画出演に続いていった
コメディアンの登竜門と言われる番組(音楽番組でもある)で、ジムキャリーも出演していました
トークショーで有名な「コナン・オブライエン」や「ジミー・ファロン」も出身である
そんななか、SNL初の女性ヘッダーとしてTina Feyが有名で、のちにSNLをモチーフとしたドラマ「30 ROCK/サーティー・ロック」がある
SNLは生放送が大方を占めているので、製作スタッフがいかに怒涛な日々を送っているのかが想像できるドラマ。日本でもDVD化されていて、テンポがいいので楽しめるかと思います
Jon Brionの話に戻ると、その後もレディーバードからアニメーション映画のサントラまでも手がけており、数えきれないほどのサントラを務め上げます
裏方に回ることの多かった「Jon Brion」はソロアルバムを出していた時期もあったそうですが、お蔵入りされたそうで
一時期流行ったWhat’s In My Bagにも出演
参考になるJon Brionの記事を載せておく