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やっちゃえ初心者のろくろ講習(2)

午後からは初心者講習の続きなの。
午前中に何枚か皿を挽いといて
それから皿の裏の高台削りに入るんだけど
高台削りのキモは皿を固定できるかなんだよね。

ノーマルサイズではろくろの中心に皿を乗せ
皿の周りに何カ所か粘土を置いときゃ終わり!
サイズが大きいから中心が多少ずれたって
そんなこと気にするこったぁないんだよ。

ところがミニチュアは1mmズレりゃ命取り。
もし皿置き台を作るだけで削れるとなりゃ
こんな簡単なことないでしょ。
この台に皿と同じ大きさの窪みを作り
皿を入れれば簡単に固定できるって寸法なのよ。



窪み使りならアルミカンナにお任せだね。
ろくろ回して皿の大きさに合わせ凹みを作り
面倒だけど底は平らにしとくれよ。



細かな削り屑が残ると、ちと面倒になるぞ。
そんな訳でアルミカンナと指でチリトリ作って
きれいになったらザッツオールてな訳。



見やすくするため素焼きの皿を乗せときました

そこにすぐに皿を入れるのは愚の骨頂。
作業が終わってもすぐに皿を取り出せないじゃん。
最初にラップを敷いとけば楽に取り出せるし
皿だって粘土の台に付かないちゅうの。

ただラップの厚みが加わるからね。
その分0.1mmは大きめに削らなきゃ。
それが終わりゃ、お待ちかねの高台削りよ。

体験したお嬢さんに気づいたことをまとめて
書いてもらたんだけどさ、気を遣ってるよね。
良いことしか書いてないんだもの。

・土の硬さ
作るものによって土の硬さの微妙な違いがあり
重要だと感じました。
お皿自体はこのくらいの硬さ、高台を作る時の
台になる土の硬さは少し硬め、など。
・アルミかんなの使い方
特にアルミかんなで出る削りカスをかんなと指を
使ってちりとりにして回収すること。
削りカスは湿ってることもあって、
作品に付いたり筆で払うのも大変だったので
これを知ったことで作業が段違いに捗りました。

これからミニチュアろくろで作品を作る人に
少しでも役に立つ情報になりゃ、御の字だよ。

   💛    🇺🇦    💙


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