スッキリ!
「飛行機のキャンセル料ってどれだけかかるの?」
突然カミさんから聞かれました。
「あれのことか!」
心当たりはただ一つです。
7月10日から東京ドールハウス・ミニチュアショーが
浅草の都立産業貿易センターで開催されるのです。
毎年カミさんにも準備を手伝ってもらっていました。
手伝いがないと時間までに終わらないこともあり
貴重な戦力として当てにしていたのですが‥‥。
まだワクチン接種が終わってない時期だとしても
自分一人になっても参加するつもりでいました。
でも宣言が緩和され、感染者が微増し始めました。
強力なデルタ型が勢いが増す中ではリスクがあります。
ここは撤退したほうが間違いはないと思い直し
飛行機とホテルを思い切ってキャンセルしました。
カミさんに報告すると、
「スッキリしたでしょ。」の一言。
確かに薄々感じていたものがすっかり消えていました。
前回焼いたものの中には不良品が数点出ました。
形は問題がないのにはげているような雰囲気なのです。
何とかならないか考えた結果、カフェカラーを使って
リカバーすることを思いつきました。
部分的な欠陥には筆でカフェカラーを塗りました。
元々の色と違いすぎるとさらにひどくなりそうなので
混色して似通った色で若干色が変わる程度にしました。
結果的には筆で塗っても色にさえ気をつければ
十分にカバーすることができるようです。
もう一つは全体的に雰囲気が良くなかった場合です。
筆跡を残したくなかったので、緑系のカフェカラーを
スポンジにつけて押し付けるようにしました。
あまり厚くならないように気をつけました。
焼成後は壺の上部に緑色の発色がうっすらと現れ、
元々緑がかった釉薬のように見える結果となりました。
カフェカラーは器体の上に乗せやすく、流れにくいので
これををうまく使えばかなりリカバーできそうです。
それ以上にこの方法で作品として回復できることで
ストレスが少なくなることの方が嬉しいかもしれません。
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