#感動した体験談
『企画募集#感動した体験談』の応援参加記事で
567前の2019年08月03日の日記です。
京王百貨店で開催されたドールハウス展で実施した
ロクロ体験教室の作品とロクロの実演で挽いた物を
壊れないようにと、手荷物として持ち帰りました。
リンゴの皿の極細のヘタの部分が壊れただけで
体験の作品は勿論、注ぎ口の壊れやすい急須さえも
全く壊れることなく無事持ち帰ることができました。
早速七宝焼用の小さな窯で素焼きをしたのですが、
棚板一杯に並ぶとまるで満員電車のように見えます。
ドールハウス展ではロクロによる腰痛や年齢も
考慮し、いつも早めに帰してもらっていました。
新宿から電車に乗るといつものように満員でしたが
滅多にないことに優先席が1個空いていました。
そばには赤ちゃんを抱き、小低と年長さんほどの
二人の男の子を連れたお母さんが立っていました。
座るような雰囲気も無いようにも見えたので、
疲れていたせいもあり、座らせてもらいました。
子連れの女性は子どもと大きなスーツケースを抱え
大変そうだったので預りますかと声をかけると、
申し訳なさそうに、良いですかと預けてくれました。
でもなぜ席は空いていたのでしょうか。
理由はこれだったのかもしれません。
空席の隣の席にはタトゥーを入れた人がいました。
どこかその筋の怪しい人のような雰囲気も漂います。
次の駅に着くと、私の前にヘルプマークを付けた
体の弱そうな太めの男性が乗ってきました。
私より大変そうに見えたので席を立ちました。
すると年長さんが突然そこに座ろうとしたのです。
ヘルプマークさんもそれにすぐに気づき、
年長さんに席を譲り、座らせました。
すると同時にタトゥーさんが席を立ち上がり、
自分が座っていた席に年長さんを移しました。
空いた席にはヘルプマークさんが無事収まり、
一瞬、満員電車にも温かな空気が流れた後、
何事もなかったように次の駅に到着しました。