活用できるかな
先日ミニチュアの二人展にも来てくださった若手作家の
「ズーヤンとおばあちゃん展」を見てきました。
ズーヤンさんは20代の女性です。
作品の多くはまず彼女が形のアイデアを提案します。
それを母親が手縫いでぬいぐるみ状に縫製し、
それに彼女が1点1点布用ペンで着色するという
なんとも手間のかかる方法で作られています。
おまけに台紙の模様まで1点ずつ作品に合わせています。
おばあちゃんの仕事はパッチワークで、1.5m四方の
大きな作品が数点とちくちくした小物もありました。
とてもいいアイデアだと思ったのが、画像のような
ある物をリサイクルをした小さなポーチです。
ある物とは‥‥ネクタイです。
タイを広げるとかなりの大きさになるのにもビックリ。
私も現職を離れてからネクタイを使うのは葬儀だけです。
なので、使わないネクタイがかなりの本数あります。笑
これが活用できるというのであれば使ってもらった方が
どんなに良いことかと考えさせられました。
5月に入り、地元ではようやく桜が満開になりましたが
至る所にまだまだ冬の名残が見え隠れします。
車道の両脇には滑り止めの小砂利が幅数十センチで残り
路側帯を走行する自転車にとっては敵のような存在です。
近くの河川敷にも排雪された雪の山がうず高く積まれ、
なかなか溶けて消えるような様子はありません。
この雪は、以前は郊外の排雪場に運んでいたのですが、
排雪量が増えたり、時間短縮や燃料消費の関係からか
最近になり市内の河川敷に捨てるようになりました。
河川敷の一部は公園のようになっていることもあり、
重機による雪割りは欠かせないようです。
この雪が、例えば食品の品質保持や家庭の冷房に
使うことができればSDGsにも役立つかもしれません。
ただ捨てて、時期が来れば重油を消費して雪割りをする。
ただ、この排雪された黒っぽい雪の中にはゴミも混ざり、
そう簡単にことが済むことではありませんが‥‥。
そんなことを考えながらまた5月中旬を迎えました。
この持て余されている、冬のあまりにも汚れた遺産ですが
活用できる日がいつか来るかもしれません。
🚜 🚜 🚜