次につながれば言うことなし
正月に初めて里帰りした息子とその家族は初めての
荒雪と寒さの冬の体験を楽しんで帰っていきました。
それに加え、ミニチュア陶器の体験もしていきました。
始めに「大きめの壺はパパ、次のはママ」と言いながら
「これ君たち」と次第に小さくして4個挽きました。
次に孫たちに電動ロクロを使わせてみました。
3歳児は粘土を撫でるだけの円錐形で終わらせ、
5歳児には穴を開けて器になるようにさせました。
後日、息子の希望の色をかけて本焼きをしましたが
この成功体験が孫の次の何かにつながれば良いなぁ。
今回は窯が作品で一杯にならない時の奥の手です。
木炭と貝をサヤに入れて炭化焼成をします。
さやはスペースを使うため窯がすぐ一杯になるので
これで心置きなく本焼きをすることができます。
さて結果ですが、茶釜は散々でした。
というのも還付(かんつき)が釉薬で埋まったのです。
多分埋めてしまった釉薬の厚さは0.1mm程度でしょう
だったらダイヤモンドドリルで削れば何とかなるかも。
それならプロクソンのマイクロボール盤が使えそうです。
ボール盤に挟み水を垂らしてから穴を開け始めました。
何度かトライしていると穴が開いたのか
ボール盤のハンドルが急に軽くなりました。
何ということでしょうか!
穴が開いたのではなく還付が取れてしまったのでした。
その後何個か同じようにトライしたものの‥‥‥。
ここはキッパリと負けを認め作り直すことにしましたが
もう一つの課題だったカフェカラーの複雑塗布は‥‥‥
全く単色の釉薬にしか見えません。
ならばと失敗した器体で実験することにしました。
茶系の上絵の具に艶消しパウダーを混ぜ
穂先をカットした自作の筆で絵の具を点付けしました。
これがうまくいけば新たなテクニックが手に入ります。
失敗は失敗として次につながれば言うことなし!👏