準備オーケー
最近、準備に時間をかけるようになってきました。
こう書くと聞こえはいいのですが、実際は忘れ物防止!
先日もレジで財布が入っていないことに気づきました。
通院の時にも保険証や薬品の必要量の確認をします。
noteの記事も投稿までには準備期間を設けています。
準備万端整ってからゴーサインを出さなければ
アクシデントは自分でも心配になる程増えてきました。
これはお年頃の誰もに待ち受けることなんですけど、
でも準備にかけられる時間だけはたっぷりあります。笑
ミニチュアの釉掛けについて断片的に書いてきましたが
このあたりでまとめてみることにしました。
釉掛けは浸し掛けや筆塗りなどが一般的な方法です。
浸し掛けは、釉薬の中に3秒ほど器体を浸します。
この場合、釉薬の厚みが2〜3ミリとなり発色します。
市販の釉薬はこの厚みで発色するようになっています。
ミニチュアではふつうの焼き物よりはるかに薄いので
3秒も浸すと逆につきにくくなる原因になります。
釉薬の中に落としてしまった物を見ると分かります。
それで、浸したらすぐに引き上げなければなりません。
茶碗のような形状であれば、ピンセットを改良した
挟むような道具を使えば問題は全くないのですが、
瓶子のようなタイプの器体だと全く持てないのです。
そうなると発想を変える必要があります。
まず考えたのは、口に釉薬が入り込まないことでした。
ひっつき虫ならどんな口にも対応することができます。
紡錘形にしたひっつき虫を差し込めば解決です。
軽くくっ付いているので終わるとすぐに引き抜けます。
次はひっつき虫を器体の底に付けたらどうでしょうか。
短時間なら十分に器体を維持することが可能ですが、
施釉が終わる度にひっつき虫を練る直して新しくし、
接着力を回復すると再度使うことができそうです。
これで施釉の準備が整ったのですが釉薬が問題です。
しばらく使っていないと固まっていたりするので
裏漉しのように網を通して粒子が揃うように整えます。
これでやっと釉掛けの準備が整ったことになります。
今回使ったひっつき虫は、純正品と百均の物を混ぜた
混合物なので、この色を探しても売っていません。笑