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どっちに転んでも損はないって?
世の中どちらに転んでも損はないなんてことは
そう多くはないんだよね
今温暖化対策で再生可能エネルギーが注目され
北海道の海上でも風力発電が増えそうなんだ
ところが天然記念物のオジロワシが衝突する
リスクのあることも報告されているんだ
知床半島沖で観光船の沈没事故が起きたことで
携帯電話基地局を整備する話になったんだけど
こちらもオジロワシの営巣を妨げる恐れで
工事は停止に追い込まれてしまったんだよね
あちらが立てばこちらが立たずで
両方が満足できるって難しいことなんだよ
![](https://assets.st-note.com/img/1719999691373-gzo25TVbPc.jpg)
前回に続いて掻き落としした後の
素地と釉薬の相性を試してみた作品たち
これらは半透明になる釉薬が多いグループだ
![](https://assets.st-note.com/img/1719999831542-dNudEk29qm.jpg?width=1200)
できるだけ掻き落としがわかるようにと
釉薬の水分量を多めにして釉掛けした結果
透明釉に近くなってしまい、個性のない
似たような色味になってしまったんだよね
![](https://assets.st-note.com/img/1719999867344-Xo6cF96fm1.jpg?width=1200)
これらの釉薬を使うときには素地と化粧土の
差がはっきりと出るように化粧土の色味を
強くした方がくっきりと見えるかも
それでは釉薬との相性を確かめてみよう
と思ったんだけど、どれも似たり寄ったりで
分析のしようがないよ
![](https://assets.st-note.com/img/1719999898242-vtw9ZyIJu2.jpg?width=1200)
まとめると白い粘土の場合なら
化粧土を黒に近くすることで
生地と化粧土のコントラストが生まれる
そうなると釉薬も薄くしなくても良いので
本来の色も楽しめるかもしれない
![](https://assets.st-note.com/img/1719999929868-tJRge3SHVE.jpg?width=1200)
今回の一番の収穫だったことがある
掻き落としとしての表情がうまく出ることと
花器として花を生かせるかどうかとは
かなり違うと言うことなんだよね
陶芸家としてならくっきり模様が出た方が
成功感に浸れてとっても嬉しいんだけど
それによって花が生きるとは限らないんだよね
むしろ図柄がぼんやりと浮かび上がるくらいが
花が生きるってことがあるんだ
だったら両方作っとけという話だけど
どっちに転んでも損はないっていうことで
気持ちが楽になって良かったよ