必死で作るだけです
数日前、ヘビーユーザーさんから届きました。
何がって‥‥‥それは長崎名産のビワ!
ビワには馴染みのない北海道ですから、
食べ方もよく解りません。
同封の手紙には骨折のお見舞いとあり
送り主はミニ皿のコレクターさんです。
このような皿に作れるようになったのは、
このユーザさんの資料のおかげなので
骨折していても言い訳せずに四の五言わず
必死で作るしかありません。笑
ということで絵皿の制作を再開しました。
これまではイングレーズの絵の具を使い
骨描きをした後で再度本焼きをしていました。
これにより本物の染付のように見えました。
でも本焼きを2回と時間と手間がかかるので
簡単にできないものかと思い始めたのです。
1番簡単なのは上絵だけで済ませる方法です。
新しいことを始めるのですから
今までやったようなことをしてみたいと思い
同心円を使わない図柄を描いてみました。
ろくろを使わずに同心円に近い図柄を
描くのですから精密な作業が必要になります。
円形分度器を使って正確に下絵を入れます。
微妙な部分は絵の具を使った時に調整します。
下絵が終わると上絵の具で描いていきます。
同心円に近くするために筆遣いに気をつけ
息を止めながら描くので肩が凝りました。
微妙な部分を調整するときはゴムピックで
絵の具を拭い取ったりずらすこともできます。
この道具を使うと白抜きも簡単にできます。
おおよそ描けたところで750度で焼きます。
これだけアップにするとあらが見えます。
イングレーズであれば絵の具が釉薬の中に
沈んで平になるのですが、上絵の具では
このように盛り上がってしまいます。
これで大枠が完成です。
そこに細かな図柄を入れたり着色をします。
ここからは塗り絵のようなものですが
簡単に図柄が決まるわけではありません。
妥協しつつ必死で先に進むしかありません。
💛 🇺🇦 💙
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