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私、諦めが悪いんです。

私は以前ヘビースモーカーでした。
タバコを始めたのは二十歳の時でした。
お酒を飲んでも浮遊感は無かったのですが、
タバコを吸うと頭がぼんやりとするような浮遊感があり
悪癖にはまってしまったのです。

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それがパイプを使うようになり更に深みにはまりました。
パイプも自分で作ったり、パイプタバコを探しまわり
遠くまで出かけて店を探すようになってしまいました。

ところが40歳の時に、カミさんに指が痺れると言うと
バーザー病ではないかと脅され、禁煙を勧められました。
そこでようやく喫煙を断ち切ることができたのです。
止めてみて良かったことばかりで、もっと早くにやめれば
子ども達にも迷惑をかけなかったのにと猛省しました。


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今回は粘土の話です。
粘土と言っても数多くの種類があるので注意が必要です。
ミニチュアの製作の多くにはタイトル画像のような
小さくしても壊れにくい樹脂粘土が多く使われています。
同じ粘土といっても陶芸用の粘土は土粘土と言われます。

土粘土は産出される場所によって色々な特色がありますが
高熱が加わるので何でもいいという訳にはいきません。
陶芸向きの粘土の多くは粘りがあって成形しやすいとか、
釉薬の発色が美しいとか、使用年月により変化するなど
それぞれ独特の持ち味やくせがあります。

その他にも、磁器土のように粘土の粒が細かいものや
逆に御影土のように荒くて扱いにくい粘土もあります。
粘土の細かさはメッシュという単位で表記され、
1インチの間にマスの数がいくつあるかで表されます。

ミニチュアに適した粘土としては、100メッシュあたりで
私が多用しているのは赤津貫入土や磁器土、常滑土です。
でも粒子の荒い土をなぜかたまに使いたくなります。

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今回ネットショップからお試し粘土の紹介があったので
赤御影、グレー御影、白御影、黒泥の4種セットを
試しに購入してみることにしたのですが‥‥

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まず赤御影は1/12のミニチュア用としては荒すぎました。
使うとしても1/6あたりの成形が限界でしょう。
この他の粘土も似たような結果にはなると思いますが
このまま諦めるのも悔しいので、最後までやってみます。
無用のパイプを捨てられないのと同様に諦めが悪いですね。

      🚬                                  🚬                                  🚬

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