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求む!チャレンジャー

毎年恒例になって10年の京王百貨店のドールハウス展。
残念ながら今年はコロナで中止になってしまいました。
中には体験教室を一番楽しみにしていた常連さんも
多かったのではないかと思っています。

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ロクロ体験は何年目なのかも定かではありませんが
受講者のほとんどが初心者なのは変わりありません。
それもミニチュアも電動ろくろも初めての体験という
恐ろしいほどの初心者なので基本で精一杯です。笑
画像のようなきれいな形で終われれば優秀なのです。

鶴首を挽く

スクリーンショット 2020-10-13 21.05.26

https://vimeo.com/467711119

基本の形というのは湯飲みのような形なのですが、
それを広げると茶碗に、さらに広げると皿になります。
逆に口をすぼめると壺となり、さらにすぼめていくと
首のある徳利や鶴首へとグレードアップします。

初心者で徳利状態までにするのは時間がかかります。
時間がかかると粘土に水が混ざり込んでいくために
形が保ちにくくなり、それで壊すことが多くなります。
それでほとんど途中で諦めてもらうことに。笑

何度も練習して徳利状態までできるようになれば、
次はその口辺りの粘土を多めに残しておくことで
少し伸ばして首のある形へと変化するわけです。
さらに首を長くすることができれば鶴首となります。
ただ首を長くするためには粘土を一定の厚さを保って
薄く挽くことが求められます。

これができれば急須の細い注ぎ口もできるようになり
応用範囲がぐっと拡がる事になります。
この動画だけではなかなか技術を伝えきれませんが
ここまで来るのに数年かかっていることを理解し、
チャレンジしてくれる若者が現れないでしょうかねぇ。
ただ、ロクロでミニチュア陶器が挽けたとしても
職業としてほとんど成立しないのが辛いところです。笑


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