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協力できたことが誇らしいよ
毎週市内のギャラリー巡りをすることを
ギャラリーウォークって言ってるんだけど
実は距離もあるので自転車を使っている
先週はデザインギャラリーで開催中の
ステンドグラス アトリエ・デシモーネの
作品展を見に行ってきた
この作品展はカミさんの友人の出品もあり
毎年欠かさずに見てきたけど今回は少し違う
どうしてもみたい作品があったんだよね
というのもデシモーネの代表の作品作りの
ほんの一端に協力したからなんだ
とはいえ、どの程度貢献したかはわからない
ヒント程度だったか、具体的に使われたのか
その辺りも聞いてみたかったのだけど
ワークショップで忙しそうで聞けなかった
なので作品を見て想像することにした
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ステンドグラスで球体を作る一般的な方法は
小さな平面のガラスを継ぎ合わせて作る
彼はそうせずに曲面のガラスを組み合わせ
球体を作ろうとしていたんだよね
感動した加賀手毬を再現したいというのが
その動機だったらしいんだけど
ガラスをきっちり合わせなければならず
ハードルがかなり高いらしいんだ
曲面のガラスを作るのは意外と簡単だ
曲面の石膏の上に乗せて焼くだけなんだけど
でも球体用の石膏の台をどう作るのか
元にするのは地球儀だそうだ
同じような石膏の台を何個も作るために
焼き物が使えないものかとなったらしい
この辺りのやりとりは分野が違う同士の話で
お互いに理解できていなかったかもしれない
陶芸の粘土は焼くと収縮するので原型サイズの
再現はできないことはわかってもらえたようだ
それで他の方法を使った方がいいのではと思い
型取り用のシリコンを使うことを提案した
その後のことは全くわからない
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出来上がった作品は見事だった
これってプラスチックで作ったんじゃないの
まさかガラスじゃないよねって思わないかな
こういう作品に少し協力できたことだけでも
誇らしい気分になったよ