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小さな楽しみ (๑・̑◡・̑๑)
シリコンバレー在住の気象予報士、shiroさんから
ミニチュア生け花の会入会申し込みがありました。
先日、帰国した機会に他の花器も手に入れたいと
メールをいただきました。
アメリカまで持ち帰ることを考えて、安全のために
プチプチで包んでケースに入れることにしました。
これらの花器が初めてアメリカまで行くことになり
文化の異なる世界で何を感じてもらえるのか
またどこに関心を持たれるのでしょうか。
できればshiroさんにはこの辺のことも
記事にしていただければと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1687552715987-1kIadDtm5E.jpg)
1週間前、登り窯に窯入れした作品が戻りました。
今回特に楽しみだったのが表と裏の変化です。
登り窯で焼くと、薪の灰が降かかったところでは
釉薬がかかったかのように緑がかったりします。
ほとんど灰がからなくても、色が濃くなったり
艶が変化したりすることがあります。
炎の影響で表面と裏面の違いが出てくるのです。
その面白さを楽しんでいただけたらと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1687552898393-KqZZZKnjON.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1687552910193-f4fk05b5w4.jpg?width=1200)
この作品は釉薬をかけ残した部分を作りました。
この釉薬の掛け残した部分には火色がでますが
今回は確実に出すために火色釉をかけてあります。
表と裏では光沢に微妙な違いが出ています。
![](https://assets.st-note.com/img/1687552946074-CfoJOoiwVM.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1687552956355-hSn4napXiI.jpg?width=1200)
右の花器では光沢の違いがはっきりと出ました。
上の画像は照明の光があまり反射していませんが
下の画像でははっきりと反射しています。
さらに左の花器の1部に紫色の窯変が見られます。
窯変は薪窯などで還元焼成した時に起きます。
![](https://assets.st-note.com/img/1687552976835-NandcmwNMr.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1687552989420-GfuvTTA6yT.jpg?width=1200)
右の画像からは表裏の光沢の変化ばかりではなく
赤紫色の銅系の釉薬の窯変がきれいに出ました。
私の登り窯の楽しみ方の表と裏の変化について
分かっていただけたでしょうか。
登り窯の焼き上がりも小さな楽しみなのですが
shiroさんの花器も小さな楽しみとなりました。