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勘に頼ってばかりじゃね

地元でも米が店頭から消えてびっくり
カミさんはそんなこととはつゆ知らず
いつものようにイオンの棚を見て
「なにこれっ!」

減反政策で農家を苦しめた上に後継者不足
機械化しようにもできない田んぼも多いとか
勘と経験がないとできないのが農業だよ
勘と言っても失敗の経験の蓄積だろうしね

その経験が少ない後継者にとっての頼りは
スマート農業と言われる勘に頼らない
データ活用と機械化の農業なんだろうね
ただこれにはお金がないと無理だよ

日本人は米を頼りにしている以上
農業も時代に合わせて変わっていかなきゃ
と思わせてくれた米不足だったけど
備蓄米ってこんな時に生きるんじゃないの



古伊万里風の絵皿を作るために挽いた皿を
還元焼成するための作業をし始めた

自分の電気窯では還元焼成ができないので
いつも奏工房さんで焼いてもらっているんだ
でも何で還元焼成が必要なのと思うよね


陶芸ショップ.コムの比較画像より

同じ透明釉を使って焼いているのに
酸化焼成では黄色っぽく
還元焼成では青っぽく焼き上がるんだ
それで還元焼成の方がキリッと見えるんだよね

今回根本的に変えたことがある
昨年皿を持って行った時に3号釉(透明)は
濃度を適当にするとザラつくと聞いたことだ
それで納得したのが皿の縁の凸凹だったんだ
ノーマルサイズでも起きるならミニチュアなら
許せないような凸凹になるはずだよ



釉薬の濃度を測る道具がボーメ計だ
20年前に購入してほとんど使ってなかったから
宝の持ち腐れにようやく日の目が当たったよ



設定はボーメ43〜44という狭い範囲だ
測りやすいようにペットボトルに入れてみた
この程度の量でも皿の釉掛けには十分だ
水を少しずつ加えながら設定まで持って行った



うまく焼けてくれと思いながら緩衝材を入れて
ケースに詰め窯元まで運んだんだよね
怪しい勘に頼らずにいつも同じ結果になって
作品の精度が上がると思うと嬉しいね

  💙💛  🇺🇦 🇵🇸  🖤💚

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