ひたすら練習するしかないかも
高校生の時、美術系大学に進学しようと
受験勉強そっちのけで石膏デッサンに励んだ
朝夕では光が違うので授業前と授業後に分け
ひたすら練習したんだ
そうして実技試験の日
課題はパルテノンのヴィーナス
あまり描いたことがなかったので焦った
残り20分となり
ここでデッサンが狂っていることに気づいた
狂ったまま続けるのはやめろというのが
練習から得たことだったから
思い切って布で木炭をはたき落としたんだ
完成度は低かったんだけど残った木炭から
立体が浮かび上がっていた
入学後、先生からいいデッサンだと言われた
努力は本当に嘘をつかなかったね
蚊遣り豚セットを作っていたんだけど
特に納得がいかなかったのが風鈴だよ
陶製の風鈴を透明にしたかったんだ
YouTubeでレジンのイヤリングの風鈴を発見
この手を使えば風鈴を作ることができそうだ
元々レジンの基本セットを持っていたので
それで百均で球形用のシリコン型を購入して
試しに作ってみることにした
手持ちのレジンをシリコン型に流してみると
これが思った以上に難しいんだよね
きれいな円形の空洞を作るなんて百年早いよ
レジンがシリコン型に沿って簡単に流れると
単純に思っていたのは大間違いだった
傾けた方向に流れ過ぎると、穴が開き
その反対には溜まってしまうんだよね
何個か作るうちに少しは使い方がわかったけど
思ったように作れるようにはならないんだ
一応形になったものを取り出してみると
厚みが違い過ぎて使い物になりそうもない
それでも色味をつけようと思ったので
色々な材料を試しみることにした
油性のものは何とか使えそうなんだけど
水溶性のものは思ったようなことができない
ツブツブになるのは面白いんだけどねぇ
もう一つ、困ったのは光沢が出るものと
なぜか曇ってしまうものがあることなんだ
指紋がついているわけではないのに
曇るのはなぜなんだろう
何度か試すうちにタイトル画像の右のような
きれいなものができるようになってきたけど
まだまだコントロールがうまくできない
3日目、少しマシなものができるようになり
それで思い切って穴を開け風鈴を作ってみた
ところが中心に穴を開けたのに傾くんだ
厚さが違うと重さも変わるからだよ
10個作って使えるのは1個もできない
高校時代の石膏デッサン練習のように
ひたすら作ってみるしかないかもねぇ